EFL&カラバオ杯、DAZNの配信試合について

イングランド2部に相当するEFLチャンピオンシップ。今シーズンは9人の日本人選手が所属しており、放映権を持つDAZNも日本語コメンタリーの試合を増やして力を入れているようです。


EFLはチャンピオンシップのほか、3部(リーグ1)、4部(リーグ2)、そしてカラバオカップを主催していますが、残念ながらEFL管轄の試合は全試合がDAZNで中継されるわけではありません。


これは、そもそも国際映像として提供されていないからであり、DAZNがコントロールできるものではありません。以前にも取り上げたことがある話題ですが、この話はシーズンごとにしておいたほうがよいと思います。

国際映像の対象となっている試合は、EFLの公式サイトで公開されています。イギリスのSky Sportsが国内で生中継している試合に加えて、土曜午後3時にキックオフする試合が1試合対象となります。イギリスでは土曜午後3時にキックオフする試合は生中継できないルール(3pm blackout)があるため、この試合は国外でのみ生中継されます。


チャンピオンシップは毎節3~4試合程度となります。1シーズンの中で各クラブが最低4試合(うちホーム2試合)中継されるよう配分されます。逆に言えば、好きなクラブの試合をすべて観ることはできません。


それ以外の試合については、各クラブによって有料でストリーミングされています。もしくは、EFLが提供するプラットフォーム「iFollow」での配信となりますので、各クラブおよびEFLのWebサイトをご確認ください。

EFLは2024-25シーズンから新たな放映権のサイクルに入り、イギリス国内ではSky Sportsとの契約を更新(5年契約)。国外向けには代理店との契約を更新しました。


南北アメリカでは新たにRelevent Sportsが参入し、それ以外の地域では従来通りPitch Internationalと契約しています。期間は2027-28シーズンまでの4年間なので、日本におけるDAZNの契約も最大で2027-28シーズンまでとなります。


Pitch Internationalが取り扱う試合数は以下の通りとなっています。カラバオカップについては全試合が国際映像の対象となっています。DAZNが全試合配信するとは限りませんが、少なくとも日本人選手が所属するクラブの試合は配信が期待されます。


  • EFLチャンピオンシップ: 年間155試合
  • リーグ1・2: 年間38試合
  • 昇格プレーオフ: 全試合
  • カラバオカップ: 93試合(全試合)
  • Vertu Trophy: 3試合

ちなみに、Relevent Sportsが代理店となったアメリカではCBSが放映権を獲得していますが、上述した国際映像の対象カードに加えて、Sky Sportsがイギリス国内向けに放送しているカードも持ってこれる契約となっており、他国よりも若干試合数が多いそうです。CBS系列のストリーミングであるParamount+での配信がメインとなっています。

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