JGTO、2027年から独自のネット配信開始か。
JGTO(日本ゴルフツアー機構)は、独自の有料プラットフォームによるネット配信について、2027年には開始したいとの意向を明らかにしました。全試合の独占配信権を確保することを目標としているとのことで、交渉が成立すればこのプラットフォーム以外での配信はなくなることになります。テレビ中継は残りますが。
以下の記事では、来年から「BMW日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」の放送局がNHKから変更になることを見出しにしていますが、当ブログ的にはネット配信のほうに関心がありますので、このような形で紹介させて頂いてます。
強引とも言われる形で全試合のネット配信にこぎつけた女子のJLPGAとは違い、JGTOは「協調路線」であることを主張していますが、それは裏返すと時間がかかるという意味です。当初は今年から始めたいという話だったのですが、予定が2年先送りになりました。それでも見通しが立ってきたというのは明るい材料と言えますが。
上述の記事は今年1月のもので、この時点では昨年まで「ABEMAツアー」だった下部ツアーの中継については決まっていなかったのですが、その後通信会社のACNが新たなスポンサーとなり「ACNツアー」となりました。試合はJGTOのYouTubeチャンネルとスポーツナビでライブ配信されています。
JLPGAの話も触れておくと、今年中止となった「フジサンケイレディス」も含め、来年については全試合が継続開催を希望しているとのことで、ひとまず来年については問題なさそうです。今年からU-NEXTと5年間の独占契約を結んでおり、配信についても盤石です。
JLPGAは2027年を目標に、原則としてすべての試合をJLPGAが自ら主催する方針を打ち出しています。上の記事では「一筋縄ではいかない」という見出しがついていますが、簡単ではないのは最初から分かっている話ではあります。毎度おなじみJLPGAに批判的な記者が書いた記事なので、ある意味通常運転です。
放映権の一括管理を強行した際には、大きな嵐が吹き荒れるように見えて、実際にはGMOが離脱した程度で済みました。今回は本当に嵐が吹いたりするのでしょうか。
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