ジャパネット、シント=トロイデン買収? DMMは否定。
スポーツニッポンは、ジャパネットがシント=トロイデンの筆頭株主になることを、現在の親会社であるDMMと合意したと報じました。今年7月に19.9%の株式を取得していますが、今後2~3年をかけて追加取得し、経営権を獲得する方向だとしています。
しかし、DMMからはこれを否定するプレスリリースが出されました。ジャパネットとクラブの長期的な展望について意見交換を行っているとしつつも、「株主との通常の対話の範囲に留まるもの」であり、とくに合意した事実はないとしています。
こうなるとスポニチが先走った感が強くなりますが、もちろん数年先のことまでは分かりませんし、ジャパネット側が意欲を持っていることは確かなのでしょう。これによって亀裂が走ることがなければよいのですが。
ジャパネット傘下の「BS10」では、今シーズンよりシント=トロイデンの全試合を放送しています(一部生中継あり)。これは、現在ベルギーリーグの放映権を保有するDAZNからのサブライセンスであると推測されます。
その一方で、すでに開幕しているBリーグについては中継予定が存在しません。バスケットLIVEと提携して公式番組「Bリーグ全力応援!バスケ魂」の放送は継続していますが、昨シーズン60試合あった中継はだいぶ少なくなりそうです。
BS10はスポーツ番組を積極的に編成しており、サッカー・野球・ゴルフ・麻雀もラインアップに入っていますが、まだ黒字化は達成していないと聞きます。もちろん本業との相乗効果が得られるのであれば、多少の赤字も許容できるのでしょうけど、あまりにも多角化してしまうとコストばかりが嵩んでいきます。メリハリのある投資が求められます。
そういえば、野球トーク番組の「ダグアウト!!!」は、最近になってDAZNでも配信が始まりましたね。ある意味、ベルギーリーグのお返し的なところがあるのかもしれませんが、こういう提携はどんどん進めていってよいかと思います。
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