【速報】WBC、アメリカの放映権はFOXが継続。
日本ではNetflixによる独占が発表されたWBCの放映権ですが、アメリカでは前回(2023年)に引き続いてFOXが獲得したことが発表されました。内定しているという情報はあったのですが、ようやく正式発表です。
まだ具体的な放送スケジュールは出ていませんが、前回との最大の違いは決勝戦が地上波で放送されることでしょう。前回は有料のFS1とFOX Deportesでの放送でした。また、アメリカ戦についても前回は1次ラウンド1試合と準々決勝のみが地上波でしたが、今回は1次ラウンド3試合が地上波で放送されます。全体でも地上波は3試合→7試合に増加します。
前回の放送実績を以下に記すとともに、今回発表された内容と比較します。地上波が増えたのはよいことですが、ビジネスとしてはまだ成長フェーズだということです。日本はすでに刈り取りフェーズに入っているということですね。
- 無料
- FOX (地上波): 3試合 (1次ラウンド2試合、準々決勝1試合)
- 次回は7試合を放送(1次ラウンドアメリカ戦3試合、準々決勝2試合、決勝など)
- Tubi (ストリーミング): 3試合
- 有料
- FS1 (CATV等): 18試合 (準々決勝1試合、準決勝2試合、決勝など)
- FS2 (CATV等): 23試合 (準々決勝2試合など)
- FOX Deportes (CATV等、スペイン語放送): 30試合
- 次回は28試合を放送 (準々決勝~決勝など)
- FOX One (ストリーミング) ※今年8月にサービス開始のため、前回の実績なし
今後は続々と他の国でも放送局が発表されていくことになりますが、Netflixが日本のみにとどまるのか、もしくは他国にも広がるのかが注目ポイントと言えます。当ブログでは、Netflixの参入理由として広告が大きな割合を占めるのではと推測しており、もしNetflixが他国の権利をとるのであれば、基本的には「広告付きプラン」が導入されている国ではないかと予想します。
その点で最大の注目となるのは韓国でしょうか。Netflixは独自の広告配信プラットフォームである"Netflix Ads Suite"の導入を各国で進めており、韓国でもちょうど9月に始まったばかりです。あとはメキシコ・ブラジル・オーストラリアあたりも可能性がありますが、市場規模では日本が圧倒しているため、さほど広がらないようにも思われます。さてどうでしょうか。
0コメント