日テレ、MLBの視聴率苦戦も15日にまた放送。

10月7日(火)、日本テレビが放送したMLBポストシーズン・フィリーズvs.ドジャース戦。視聴率は4.7%と発表されています。(ビデオリサーチ関東地区)


日テレがMLB中継を行うのは、開幕の東京シリーズ以来となりますが、看板番組の「ZIP!」を潰しての編成となりました。しかし「ZIP!」は6~7%程度の数字がとれる番組なので、この結果はあまりいいものとは言えません。いつもの視聴者は他局に流れてしまいます。

この試合はNHK BSなどでも同時に放送されていましたので、いつもの通りBSを観ていた人も多いかと思います。BSの視聴率は公表されていませんが、10月1日にNHKの地上波で放送されたレッズvs.ドジャース戦については、時間帯によって10%以上の視聴率を記録しています。

視聴習慣が根付いている朝の番組については差し替えるリスクが高く、それゆえにスポーツ中継が減らされているのがここ数年の傾向です。この時間帯にやるスポーツはほぼアメリカ開催ですから、円安の影響も大きいです。この話は、来年開催されるFIFAワールドカップの放映権にもつながってきます。民放による中継はだいぶ減る、もしくはなくなるでしょう。


それでもあえて日テレが編成した理由は何か。それは今後分かるのでしょう。ただ、昨年フジテレビが獲得して物議を醸したワールドシリーズについては、今年は民放側に権利がなさそうです。

10月15日(水)には、ドジャースが進出したナ・リーグ優勝決定シリーズ第2戦を生中継すると発表しています。今度は朝9時開始とのことで「ZIP!」を潰す必要はありませんが、平日朝であることには変わりませんので、引き続き放送する意図を探りたいと思います。

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