【速報】ラ・リーガ、アメリカ開催を断念。
ラ・リーガは、12月20日に予定していたアメリカ・マイアミでの公式戦(ビジャレアルvs.バルセロナ)をキャンセルすると発表しました。従来通り国内での開催となる見込みです。
アメリカでの開催については選手会が強く反発しており、先週末の試合ではキックオフから15秒間プレーしないという抗議活動を実施しました。リーグ側はこの様子を映さず、スタジアムの外観などの映像に切り替えていました。
また、「平和へのコミットメント」というテロップを出し、イスラエルとパレスチナの紛争に関する話をコメンタリーにさせたとのことですが・・・はっきり言ってごまかしとしか言いようがありませんし、そのために紛争をネタとして消費するのか、と呆れます。
今回は阻止に成功しましたが、気になるのは今後です。セリエAのオーストラリア開催はおそらく予定通り進むでしょうし、もし成功すると他のリーグも検討を開始するかもしれません。とくにアメリカ系のオーナーが増えているプレミアリーグは、表向きは反対の姿勢を示していますがいつ態度を翻してもおかしくありません。
ラ・リーガと提携し、UEFAのグローバル代理店にも就任したRelevent Sportsの動きにも注目する必要があります。今回は矛を収めましたが、今後アメリカ資本の影響力がさらに強くなれば、ラ・リーガも、そしてUEFAも止められなくなるかもしれません。アメリカでワールドカップが開催される2026年は、欧州のサッカー界にとっても大きなターニングポイントとなり得ます。
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