MLBワールドシリーズ、NHKが全試合放送。

ドジャースとブルージェイズの対戦となった今年のMLBワールドシリーズ。NHKが全試合を生中継すると発表しています。現時点で第3戦までの予定が出ています。


時間はいずれも日本時間なので、現地時間だと金曜から始まることになります。NFLのSunday Night Footballと重複しないように避けた形ですが、結果として日本人にとっては見やすい時間帯となっています。


  • 第1戦: 10月25日(土) 9:00~ 地上波(11:53以降はサブチャンネル)・BS4K
  • 第2戦: 10月26日(日) 9:00~ BS (9:30まではサブチャンネル)
  • 第3戦: 10月25日(火) 9:00~ BS


また、地上波では深夜にハイライトを放送することもあわせて発表されています。


【追記】

Amazonプライムビデオ、SPOTV NOWでも配信されます。J SPORTSは録画中継です。

昨年はフジテレビが地上波の放映権を獲得し、世間を騒がせる結果となりました。今年は第1戦がNHKの地上波で放送されることが確定したため、フジを含め民放での放送はないものと考えられます。


昨年の報道では、地上波の放映権はNHKと民放が隔年で保有しているとのことでした。オールスターとワールドシリーズが対象で、昨年はオールスターがNHK、ワールドシリーズが民放(フジテレビ)ということになります。今年はオールスターが民放(テレビ朝日)だったので、ワールドシリーズはNHKとなるはずです。

ドジャースがワールドシリーズ進出を決めた、対ブルワーズ戦(第4戦)の視聴率が発表されています。大谷選手が先発かつホームラン3本を放ったとんでもない内容なだけに、この数字を上回るかと言えば微妙なところですが、かなりの数字を期待してよいでしょう。


  • ※10月18日(土) NHK地上波で放送
    • 9:25~10:06(41分): 12.6%
    • 10:09~11:54(105分): 16.4%
    • 12:15~12:45(30分): 19.2%
    • 加重平均(176分): 16.0%


なお、時間がとびとびになっているのは、サブチャンネルで放送された時間帯です。サブチャンネルの視聴率はメインチャンネル側の番組として計上されます。

ブルージェイズがワールドシリーズに出場するのは32年ぶりのことで、地元トロントでは相当な盛り上がりが期待されますが、カナダのチームとなると全米の視聴率には反映されないため、この点においては微妙な結果になるかもしれません。


カナダにおけるMLBの放映権は、ブルージェイズのオーナーでもあるロジャースが保有しています。ブルージェイズのほぼ全試合を含め、年間300試合程度がロジャース傘下の「Sportsnet」などで放送されています。


放映権料については残念ながら非公開ですが、ブルージェイズは約4,000万ドルを受け取っているという推測も。その他の試合も含めると、ロジャースが支払っている金額はさらに増えることになります。

ちなみに「ほぼ」全試合と書いたのは、Appleが独占している試合があるからです。しかし、9月19日の対ロイヤルズ戦と26日の対レイズ戦においては、SportsnetがAppleからライセンスを獲得し、カナダ国内で放送したとのこと。


また、ワールドシリーズ進出を決めた試合はカナダ国民の約2割に相当する800万人が視聴したと報じられており、国内の期待はますます高まっています。

ブルージェイズは大谷選手の移籍先候補として浮上したこともありました。NHLの中継から撤退し、浮いたお金で獲得に乗り出すのでは・・・とも報じられていました。しかし、結果としてはNHLの契約は延長され、またMLBとの契約も延長されています。


それでも昨年(2024年)の選手人件費では、ブルージェイズが5位にランクされています(ドジャースは2位)。佐々木朗希選手の獲得にも名乗りをあげており、日本的には因縁深い相手です。カナダと日本、どちらの人気が上回るのでしょうか。

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