米でUFCと巨額契約のParamount+が値上げ。
Paramount+は、アメリカで来年1月15日に値上げすると発表しました。広告付きの"Essential"プランは月額7.99→8.99ドル、広告なしの"Premium"プランは月額12.99→13.99ドルと、それぞれ1ドルの値上げとなります。
Paramountは最近、アメリカでUFCとの放映権獲得を発表しています。7年契約で総額77億ドルという巨額契約ですが、さっそく視聴者に負担がはね返ることとなりました。
Paramountはアメリカ市場に加え、オーストラリアとラテンアメリカ市場でもUFCの権利を獲得していますが、オーストラリアでも同様に値上げを行うとのことです。
結局のところ、ふくれ上がった放映権料を最終的に負担するのは我々視聴者です。最近は収入を増やすために各社とも広告付きプランの導入が進んでいますが、広告費も商品価格に転嫁されるわけですから、間接的に我々が支払っていることになります。
現在続いているディズニーとYouTube TVの係争も、どんな結論に達したところで視聴者の負担が減ることはないでしょう。ディズニーが値上げを勝ち取れば、YouTube TVはその分を視聴者に転嫁するだけです。
CATVを解約した「コードカッター」たちは、ストリーミングへの移行によって負担が減ることに期待していたものと思いますが、そんな未来は長続きしないのです。
なお、Paramountはサッカー・欧州CLの放映権を保有しているほか、UFCと同じTKOグループが新たに手がける「ズッファ・ボクシング」についても来年から配信する予定です。
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