【速報】MLB、Netflixら3社と契約。ESPNも残留
MLBは、NBCユニバーサル・Netlix・ESPNの3社と契約を結んだと発表しました。2026年からの3年契約です。FOX・TBS(ターナー)・Appleとの契約はそのまま継続します。
- NBC
- 日曜夜の試合 (Sunday Night Baseball)
- 日曜昼の試合 (MLB Sunday Leadoff) ※Peacockで配信
- レギュラーシーズン開幕戦 (来年は3/26、ドジャースvs.ダイヤモンドバックス戦)
- レイバーデー
- ワイルドカードプレーオフ
- フューチャーズゲーム (マイナーのオールスター)
- MLBドラフト
- Netflix
- レギュラーシーズン開幕戦 (来年は3/25、ヤンキースvs.ジャイアンツ戦)
- ホームランダービー (オールスター前日に開催)
- フィールド・オブ・ドリームスゲーム (来年は8/13、ツインズvs.フィリーズ戦)
- ESPN
- 平日夜の30試合
- MLB.TVの販売権
- 現在MLBが直轄している6球団のローカル放映権
- クリーブランド・ガーディアンズ
- サンディエゴ・パドレス
- アリゾナ・ダイヤモンドバックス
- ミネソタ・ツインズ
- コロラド・ロッキーズ
- シアトル・マリナーズ
金額は、3社あわせて年間7.5億ドルと推定されています。内訳はNBCが2億ドル、Netflixが5,000万ドル、ESPNが5億ドルです。なお、Netflixの金額には来年日本で独占配信されるWBCの分が含まれていません。
もともとこの話は、ESPNが2028年までの契約を3年残して破棄したことに始まります。年間5.5億ドルの契約でした。この分はNBCとNetflixの2社に引き継がれ、年間2.5億ドル程度に下がったことになりますが、ESPNはその代わりとして新しい全米向けの放映権パッケージ、そしてローカル向け放映権を要求しています。
その結果として、新しい契約は金額だけで言えば従来のものを上回る規模となっていますが、MLB.TVなどの権利を差し出すことになりましたので、決して得をしたというわけではありません。ただ、ESPNとの関係修復に成功し、2029年から始まる新たな放映権サイクルに向けてよい足がかりを得たのではないかと考えられます。
今回の発表内容は、おおむねこれまで報道されてきた内容の通りですが、Appleが権利を持っている「Friday Night Baseball」がNBCに移動するという話は含まれていませんでした。Appleは来年以降も配信を続けます。
Appleはアメリカ国内でF1の放映権を獲得し、またMLSについては従来の別料金のパックをやめて、Apple TV内で配信することとしています。スポーツコンテンツの充実という観点から、MLBを残す決定をしたのでしょう。このあたりはまた改めてお伝えします。
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