欧州スーパーリーグ、UEFAを提訴。
いわゆる「欧州スーパーリーグ」の構想を推進してきた、マネジメント会社のA22 Sports Managementは、スペインの裁判所でUEFAを提訴したと発表しました。この訴訟にはスーパーリーグに賛同しているレアル・マドリードも参加し、請求額は総額45億ユーロ(約8,100億円)に達するとのことです。
2023年12月、A22社はFIFAとUEFAから勝訴をもぎとっています。スーパーリーグ参加を表明したクラブに対する制裁は無効であるとの判決を勝ち取り、スーパーリーグの設立を止めることができなくなりました。スーパーリーグは「Unifyリーグ」と名前を改め、UEFAに対して承認を求めます。
UEFAも無視はできなくなり、Unifyリーグ側と何度か接触をはかっていたと報じられています。2027-28シーズンから始まる欧州CLの放映権サイクルに向けて、いくつかの提案を行っていたようです。
しかし、何事もなかったかのように欧州CLの放映権入札が行われ、先日欧州5か国の結果が正式に発表されています。すっかりハシゴを外されたというか、ほとんど無視されたと言ってよいかと思います。これでは腹の虫がおさまりません。
とは言っても、A22側もほとんど収入がない状態で、このままだと破綻するしかありません。ある意味、いちかばちかの精神で訴訟に突っ込んだと言ってもよさそうです。現在唯一の賛同クラブとなっているレアルもいつまでついてこれるのか。
A22社の主張については、以下のプレスリリースをお読みください。
https://a22sports.com/en/media/a22-commences-damage-claim-process-against-uefa/
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