【残念】角田選手F1継続ならず。放映権に変化はあるか?
日本人にとっては残念なニュースですが、角田裕毅選手が来年のF1のレギュラーシートから外れることとなりました。引き続きレッドブルには残留し、テスト&リザーブドライバーとしてマシン開発に携わります。来年の開幕戦は6年ぶりに日本人ドライバー不在で迎えることとなります。
この決定については仕方ないと思う部分もありますし、チーム側のミスで失ったレースがいくつもあることを思うと不服な面もあるのですが、それを論じるのは当ブログの主旨ではありませんので割愛します。少なくとも、レッドブルとホンダの関係が今年限りでいったん切れることは分かっていましたので、こうなることを想定に入れておく必要はありました。むしろ、レッドブルに残留したことが意外とも言えます。
日本におけるF1の放映権は、フジテレビとDAZNがともに2023年から3年契約を結んでおり、今年で切れることが分かっています。来年以降も2社体制が続くのか、それとも1社に絞られるのか。日本人ドライバー不在が確定し、これから具体的な条件交渉が行われるものと思われますが、どこも契約しないという展開もないとは言えません。
現時点で新しい情報は入っていません。アメリカで来年以降の契約を発表したAppleが、将来的にグローバルでの権利獲得を視野に入れているという情報は不気味ではありますが、まだ決まっていることは何もありません。3年前は開幕ぎりぎりまで決定がずれ込みました。のんびり待つしかないでしょう。
フジテレビは一連の不祥事で経営が危ぶまれましたが、徐々に持ち直しつつあります。来年のワールドカップでもサブライセンスを獲得する見込みと報じられており、大型投資も戻ってくるでしょう。1987年以来続けてきたF1中継を簡単に途切れさせるわけにはいきません。
DAZNにとっては、今年からスーパーフォーミュラの配信を開始するなど、モータースポーツのコンテンツを拡大しています。来年のF3には日本人ドライバー4人が参戦予定という明るい話題もあります。F1の人気が多少落ちたとしても、長期的にモータースポーツを確保しておきたいところです。まぁ、すべてはコスト次第ですが。
最近ではラグビーのリーグワンの配信を発表しました。リーグワンの映像はJ SPORTSが制作していることもあり、J SPORTSとの距離が接近している可能性があります。もしそうであれば、J SPORTSが中継している他のモータースポーツのコンテンツを持ってくることも考えられます。スーパーGTやWECなどが候補です。フォーミュラEは今週末に新シーズンが開幕するので間に合わなそうですが。
角田選手には、ホンダのバックアップを受けてインディカー参戦を勧める声もあるそうです。また、10月には太田格之進選手がテストに参加しており、今後参戦する可能性も浮上しています。
インディカーは長年GAORAが放送を続けていますが、実況を担当している村田晴郎さんによると、なんとGAORAの放映権は単年契約であり、毎年更新を続けているとのこと。これは意外な事実です。
最近DAZNはドコモと協力関係を築いていますが、インディカーの冠スポンサーはNTTです。また、佐藤琢磨選手が日本GPのゲストなどでDAZNに出演している(中野信治さんとはスクールの校長・副校長の関係)といったことを考えると、DAZNが関心を持ってもおかしくないでしょう。以上、すべて妄想でお届けしました。
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