【しんみり】DAZN F1チームのラストメッセージ。
DAZNのF1中継は、12/10に配信された「Wednesday F1 Time」 をもって事実上終了しました。最終回は、角田裕毅選手の独占インタビューに始まり、アブダビGPの振り返り、今シーズンの総集編など約2時間にのぼる大作となっています。
DAZNの契約が切れるとともに、これらのコンテンツはすべて消滅します。年末か、遅くても1月末だと思われます。限られた時間を堪能しましょう。
以前紹介した通り、ドキュメンタリー「LUCKY!」も12/31が配信期限となっています。今年5月に亡くなった小倉茂徳さんを追悼する回で、サッシャさんが「今年限り」と発言していたのを記憶しています。ただ、この時点ではF1の放映権ごと無くなることは決まってないはずで、これとは関係なくもともと終わる予定だったのでしょう。
最終回のいちばん最後には、DAZNのF1チームからのメッセージが過去の映像とともに流されました。この映像もまた消える運命にありますので、少しでも残ればと思い、書き起こすことにしました。
2016年8月 DAZNのF1配信は 視聴者わずか数百人の規模から始まりました
まだJリーグの配信も始めていない頃です
すべてが手探りで
現地からの映像が正確に配信された時の安堵は 今でも忘れられません
あれから10シーズン
かつてのF1人気を取り戻したくて
1人でも多くのスポーツファンにF1を見てほしくて必死でした
多くの現役ドライバーや関係者のご尽力で "DAZN F1ファミリー"は少しずつ大きくなっていきました
F3から角田裕毅選手の世界挑戦を配信し
2021年にF1参戦が決まった時は本当にうれしかった
そして日本グランプリ
鈴鹿での取材時「いつもDAZNを見ています!」
皆さまからお声掛けいただくことが多くなり 励まされるとともに身が引き締まる思いでもありました
年々増す日本GPの賑わいに 少しでも貢献できていたらこれ以上の喜びはありません
今シーズンをもってDAZNのF1配信は一旦終了します
関わってくださったすべての皆さまに心から感謝します
いつもDAZNのF1配信を楽しみにしてくださった すべてのファンの皆さま
本当にありがとうございました
これからもF1を見続けてください
F1を愛し続けてください
この熱を絶やさぬよう 今後もモータースポーツの魅力を伝え続けていきます
DAZN F1チーム一同
独占ではなく2社共存という珍しい形になったこの9年半は、F1ファンにとっても幸せな時間だったと思います。選択肢があるというのはよいことです。そして、スポーツ特化型のサブスクであるDAZNには、他のスポーツファンを引き込む力がありました。
F2,F3の配信を行ったのも評価すべきでしょう。角田選手を筆頭に、未来のF1ドライバーのステップアップを見守ることができ、ストーリーを補完する役割を果たしました。来年以降は、少なくともFODに組み込まれる「F1 TV Pro」の中で配信されるものと想定されますが、フジテレビが日本語コメンタリーを付けるのか。付けるなら誰が担当するかも注目ポイントです。
「これからもF1を見続けてください」というメッセージは重いです。これでDAZNから離れる人も多いでしょうが、それでも見続けてほしいというのです。もちろん現場の声と上層部の考えはまた違うのかもしれませんが、来年以降もモータースポーツのコンテンツは提供されるようなので、引き続き見守りたいと思います。
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