【2025総集編】海外⑥: Apple、撤退危機?から一転反攻へ。

Appleのスポーツ配信は暗雲が立ち込めていました。2023年からMLSのグローバル放映権を10年契約で獲得しましたが、途中解約(オプトアウト)の噂は絶えません。そして、今年からは一部の試合を他社にも販売するようになりました。日本でもGAORAが獲得しています。

ESPNがMLBとの契約を解除すると発表した後、Appleが保有しているMLBの権利についても同じタイミングで手放すのでは・・・なんて話も流れました。こちらは結果的にキープとなりましたが、この時点ではAppleがスポーツコンテンツから撤退するムードが漂っていたのです。「Apple TV」のビジネス自体も赤字から脱却できていないと聞きます。

その流れが変わっていったのは、Appleが制作した映画「F1」が大ヒットしたことです。これにより、Appleはスポーツコンテンツへの関心を取り戻しました。ちょうど今年でアメリカ国内におけるF1の放映権が切れることもあり、後釜として映画「F1」のApple、そしてドキュメントリー「Drive to Survive」のNetflixが大きくクローズアップされます。

争いを制したのはAppleでした。2026年から5年契約です。また「F1 TV Pro」をApple TVに取り込み、追加料金なしのサブスクで提供するという思い切った施策を示しました。アメリカ国内では、F1を通じてApple TV自体のテコ入れをはかっていきます。


また、アメリカ以外での権利も獲得し、将来的にグローバルで展開するのでは・・・といった話も。もっとも、実際には2026年以降の契約が各国で続々と結ばれており、日本でもフジテレビが契約しています。F1側のリップサービス的な要素が強そうです。競争が激化すれば、それだけ放映権料はつり上がることになります。

MLSはJリーグと同様、秋春制への移行を発表。それとともに、Appleとの放映権契約も見直されました。10年契約は6年半に短縮されましたが、中途解約(オプトアウト)の条項が撤廃されたため、最後まで契約期間が履行されることになります。


従来は「MLS Season Pass」という別料金での配信でしたが、来年はF1とともにApple TVに組み込まれます。スポーツへのスタンスを大きく転換したうえで、来年からサービスの立て直しに挑むことになります。

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