【2025総集編】海外⑤: NBA、11年契約と国際戦略の始まり。
2025-26シーズンからNBAの新たな放映権契約が始まりました。11年間で総額760億ドルという巨額なもので、アメリカのスポーツではMLBを抜き、NFLに次ぐ2番目の規模となりました。
もっとも、MLBは2029年から新たなサイクルに入りますので、再度抜き返す可能性もないとは言えません。王者NFLはあまりにも盤石ですが、2番手争いは今後も続きます。
新しい契約はディズニー・NBC・Amazonの3社と結ばれましたが、アメリカ国内にとどまらず、3社それぞれに海外向けの放映権がセットで渡されたのが大きな特徴です。もちろん日本でもその影響はあり、Amazonが一部の試合を日本で配信。そして「NBA League Pass」の販売権も獲得しています。
これにより、昨シーズンまで権利を持っていた楽天は撤退することに。代わってドコモがNBA中継に参入してきました。楽天からサブライセンスを受けていたWOWOWは放送終了を告知しましたが、その後ドコモとのサブライセンスが成立し終了を免れています。
楽天のNBA中継は紆余曲折ありましたが、日本でプレシーズンゲームを開催するなど文化の醸成に貢献したと評価してよいかと思います。それを継いだドコモがNBAの普及にどれだけ力を注ぎこめるか。
すでに日本での開催を構想しているとの情報も出てきています。これが公式戦なのか非公式戦なのかはまだ分かりませんが、期待したいところ。ドコモが運営に関与しているアリーナでということならば、東京の有明アリーナや名古屋のIGアリーナが候補となりそうです。国立競技場という線もなくはないのか?
新たな放映権契約によって、NBAの国際化戦略が一段と加速することは必至です。オーストラリアでは10月に非公式戦が開催されています。そして、2027年にもヨーロッパでリーグ戦が開催されるのではないか、との観測が強まっています。
すでに欧州の有力クラブと参加交渉が進められているとのことで、FIBAとも協力関係にあるようですが、すでに存在するユーロリーグとの摩擦は必至です。すでにヨーロッパのサッカークラブにアメリカ資本が入り込むケースが増えていますが、アメリカとヨーロッパのスポーツ文化がどう融合、または衝突していくのかは来年以降の大きなテーマとなります。
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