NBA、欧州進出に加速。国内は2球団拡張か。

NBAは、FIBAと共同でヨーロッパリーグの設立について検討を進めると発表しました。1月には参加を検討しているクラブや出資者との協議を開始するとのこと。今後数か月程度で追加の情報を発表するとしています。

この計画は今年春の時点から報じられており、新リーグには16チームが参加。うち12枠が固定され、残り4枠は予選で決められるとされています。今回の声明では具体的なチーム数は記されていませんが、「固定枠」の設置は明らかになりました。予選には、FIBA加盟国の国内リーグに参加するすべてのクラブに参加資格があるとのことです。


また、開始時期については2027年10月からが有力だとされています。

ヨーロッパにはすでにユーロリーグが存在しており、主催するECAと、今回の計画を発表したNBA・FIBA連合とは競合関係になります。サッカーでもUEFAとFIFAが対立する構造が存在しますが、NBAが加わることでさらに力関係が複雑となります。


「固定枠」として名前があがっているのはサッカーでも知られている総合型スポーツクラブであり、具体的にはレアル・マドリード、バルセロナ、フェネルバフチェ、マンチェスター・シティ、パリ・サンジェルマンなどです。彼らにとって昇降格がないアメリカ型モデルは大きな魅力でしょう。

また、国内ではエクスパンションの議論が進展しており、来年にも30→32チームへの拡張が決断される見込みと報じられています。


新たな本拠地としては、シアトルとラスベガスが有力視されています。シアトルはかつてスーパーソニックス(現在のオクラホマシティ・サンダー)があった都市です。ラスベガスにはWNBAのエーシズ、NFLのレイダースがあり、MLBのアスレチックスも移転が決定しています。F1の誘致など、スポーツを含んだ一大エンターテインメント都市を作り上げようとしています。

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