【速報】Staylive Cyclingがサービス終了へ
本記事ですが、当初あしたの公開を予定しておりました。しかし、本日契約者に向けて案内があり、2月末でサービス終了が発表されましたので、繰り上げて公開いたします。内容はそのままにしておきます。
以下に書いた通り、このサービスはWBDとのサブライセンス契約に基づいて運営されていましたので、契約が更新されなければいつでも終わるリスクがありました。もちろん、採算がとれていたかも微妙なところです。
DAZN、そしてその後継となったGCN+が相次いで撤退したサイクルロードレース。さらにそれを継ぐ存在だった「Staylive Cycling」ですが、本稿の執筆時点においていまだ今シーズンの配信カレンダーが出ていない状態です。
2/16(月)からは「UAEツアー」が開催されます。このレース自体はJ SPORTSで放送がありますので、日本で視聴できるのですが、このレースの放映権を管轄しているのはジロ・デ・イタリアと同じRCS Sportであり、これが始まるまでに動きがないというのが異変を感じさせる要素です。
Staylive Cyclingは、GCN+の撤退によって浮いた放映権を、スウェーデンの代理店・Spring Mediaがライセンス提供を受ける形で始まったサービスです。その権利は、GCN+の親会社だった(現在は売却済み)、WBD(ワーナーブラザーズ・ディスカバリー)が持っているものでした。
WBDは、ヨーロッパなどではユーロスポーツやdiscovery+といった媒体を通じてサイクルロードレースの配信を継続していますが、日本を含むそれ以外の国にとってはStayliveが頼みの綱というわけです。
Stayliveがサービスを継続するには、引き続きWBDからライセンスを受けるか、あるいは自ら権利を獲得するかになります。WBDが持っている権利のうち、今回のUAEツアーを含むRCS Sportのレースについては、昨年(2025年)限りで終了した可能性があります。
というのも、WBDは代理店のIMGを通じて、グローバルを対象とした権利を獲得していたのですが、RCSとIMGの代理店契約が終了し、今年から新たな代理店(IRIS Sports Media)に移動したからです。WBDにとってみれば、Stayliveのためにわざわざグローバルで権利を取る必要はなく、自らサービスを展開している国のぶんだけ取ればOKなのです。
1月27日にWBDが出したプレスリリースによると、2026年もWBDは男女UCIワールドツアーの全レースを網羅するとしており、その中には当然UAEツアーもジロ・デ・イタリアも含まれています。ですから、ヨーロッパでこれらが放送されることは確定しているのですが、それ以外の国についての情報はありません。
ただ、別の情報だと、ニュージーランドではStayliveがUAEツアーを配信するとしている記事もあります。日本ではJ SPORTSの契約があるので視聴できないのは当然なんですが、Staylive自体はまだ存続するような感じもします。昨年のレースのアーカイブ配信がまだ視聴できることも、ライセンス契約が終了していないことを示唆します。
あとは、WBDが直接仕入れていると思われるレースがどうなるかです。余っている権利があるならば、引き続きStayliveにライセンスするでしょう。ただ、その中に日本でも視聴できるレースがどれだけあるかは分かりません。正式発表があればまたお伝えします。
Stayliveが消滅すると、日本ではJ SPORTSの独占状態が帰ってきます。もちろん、J SPORTSのこれまでの貢献にはリスペクトしてますが、独占には弊害もあるわけです。日本で視聴できるレースが増えることを期待してやみません。
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