WBC決勝、米視聴者は1,000万人。日本は?
アメリカでWBCの放映権を保有するFOX Sportsは、決勝戦の視聴者数が1078万人だったと発表しました。
https://x.com/FOXSportsPR/status/2034743694239138052
この数字は、地上波のFOXとスペイン語放送のFOX Deportesの数字を合算したものです。前回の決勝戦は497万人だったので、倍以上の視聴者を獲得したことになります。
もっとも、前回の決勝戦は地上波ではなく、有料のFS1とFOX Deportesでの放送でしたので、単純に比較できる数字ではありません。
比較するならば、同じくFS1とFOX Deportesで放送された準決勝のアメリカvs.ドミニカ共和国戦がよいでしょう。こちらは737万人と発表されており、前回の決勝戦の約1.5倍となります。
なので、結果的にはおおいに盛り上がったと言ってよさそうですが、アメリカは1次リーグ敗退の可能性もありました。イタリアがメキシコを倒したので「ありがとうイタリア」と言ったところでしょうか。日本もかつては「ありがとうメキシコ」だったわけですが。
MLBとの比較だと、昨年のワールドシリーズは7試合の平均で1,250万人、最終第7戦は2,688万人でした。
他のスポーツだと、昨年のNBAファイナルが平均1,026万人、最終第7戦が1,635万人だったそうです。直近では、ミラノ・コルティナ五輪のアイスホッケー決勝(アメリカvs.カナダ)が1,860万人を記録しています。
NHLはいち早く「国別対抗戦」を導入して、今回の五輪の盛り上げにつなげました。MLBでも同様の議論が進むことが考えられます。
さて、日本はどうなのかという話ですが、WBCの視聴者数についてはNetflixとビデオリサーチが提携して集計を行っています。ただ、この数字が公表されるかどうかは不明です。
民放連・早河会長の定例会見によると、3月6日の日本vs.台湾戦の試合中、地上波全体の個人視聴率が5%減少したとしています。
前回大会では、1次ラウンドの日本戦の個人視聴率は27~28%を記録していましたので、5%程度はたいしたことはないと見る向きもあるかもしれませんが、テレビとネットの同時視聴は考慮されていませんから、実際にはもっと影響がありそうな気もします。
ただ、少なくとも「国民的な盛り上がり」を欠いたとは言えそうです。次回以降は、無料と有料のハイブリッドが模索されていくものと推測しています。
日本の敗退後、日本テレビが放送した準決勝・決勝のハイライトの視聴率は以下の通りです。こちらは世帯視聴率ですので、個人視聴率だと2/3程度になります。
- 3/17(火) 22:00~23:00「WBC詳報 準決勝」: 4.8%
- 3/18(水) 19:00~20:00「WBC詳報 決勝」: 6.5%
この数字だと、レギュラー番組を流していたほうがよかったと言われるかもしれません。日本戦だけだと広告収入には限界があり、他の試合でも数字が求められます。
もちろん生中継であればまた違った結果が出るものと思いますが、報道が侍ジャパンに偏重した結果、自らの首を絞めたとも言えます。その点では、全試合をひとつのサービスで観られるようにしたNetflixには意義があったのかもしれません。
noteのほうでもWBCに関する記事をいくつか出しましたので、あわせてご覧いただけるとありがたいです。
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