【クリケット】IPL、次期放映権料は横ばいか

クリケットの世界最高峰リーグであるIPL(インディアン・プレミアリーグ)。放映権料は年間967億ルピー(約1,635億円)に達し、1試合あたりに換算するとNFLに次ぐ世界2位のスポーツリーグとして知られています。


IPLの放映権契約は2027年までであり、そろそろ2028年以降のサイクルの入札が実施される予定ですが、放映権料の上積みは見込めず横ばいになると予想されています。

その最大の理由は、競争がなくなることです。IPLの放映権は4つのパッケージに分割されており、テレビ向けはディズニー傘下のスター・インディア、ネット向けはViacom18がそれぞれ落札しましたが、その両社がよりによって合併してしまい「JioStar」となったのです。

そして、もうひとつ大きな要素が「リアルマネーゲーム」と称される、オンラインベッティングのようなものにインド当局が規制をかけたことです。それにより、広告収入にも影響が出ていると言います。

IPLはシーズンの試合数を徐々に増加させており、2023年は74試合だったのが、2025年には84試合、2027年からは94試合に増える予定です。にも関わらず、放映権料が増えなければ、1試合あたりの価値は薄まることになります。


前回の入札では放映権料が約3倍になったとのことですが、逆風があっても横ばいにとどまるのであれば、むしろすごいことと言ってよいかと思います。成長期から円熟期に移ったという言い方もできるでしょう。


そうなると、次の展開としてはチーム数を拡張したり、国外向けの放映権販売を強化するといった形になるでしょう。2028年のロス五輪ではクリケットが採用されており、多くの国に向けて売り込みたいところです。

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