リーグ・アン、国内200万人が違法視聴か

DAZNとの契約が破棄され、自前のサービス「Ligue 1+」での配信に移行したリーグ・アンですが、フランス国内でおよそ200万人が違法視聴しているとの推計が出ています。


「Ligue 1+」の契約数は110万件程度とされており、その倍近くの人たちがお金を支払っていないとなると、今後のビジネスに大きな影響が生じます。

リーグ・アンの委託を受けた調査会社・Ipsosによると、フランスには熱心なサッカーファンが990万人おり、そのうちの35%が定期的にサッカーの試合を違法視聴しているとのこと。そのうち59%がリーグ・アンを観ているそうで、990万×59%×35%=約200万人という計算になります。


Ligue 1+はテコ入れのために、今年のFIFAワールドカップの放映権獲得をめざしましたが、契約寸前でbeIN Sportsに持っていかれるという失態を演じました。

beIN SportsはDAZNとともにリーグ・アンの放映権を獲得していますが、DAZNは昨シーズン限りで撤退。そしてbeINも今シーズンで撤退することになっています。もはや友好関係はありません。


DAZNがわずか1年で撤退を決めた理由のひとつが、違法視聴への対策が不充分だということでした。今回の調査結果は、いまだに対策が進んでいないことを示したとも言えます。

もっとも、beINが撤退することで来シーズンからは全試合をLigue 1+で配信できますので、契約自体は増えることになるでしょう。リーグ・アンは2029年までに210万件の契約を目標としているそうですが、達成のためには違法視聴対策をさらに強化する必要があります。


目標を達成した場合、売上は年間3.5億ユーロとなる計算です。DAZNとbeINから得られるはずだった放映権料は5億ユーロであり、まだまだ及びません。そうなると、当然値上げも視野に入ってくることになります。

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