仏「Ligue 1+」来季から3部リーグを配信
フランスの配信サービス「Ligue 1+」は、来シーズンから3部「リーグ・トロワ」の放映権を獲得すると報じられています。少なくとも2028-29シーズンまでの3年間は配信を続ける予定となっています。
放映権料についてはとくに報じられていませんが、Ligue 1+側が映像制作も負担するとのことで、差し引くとさほど残らなそうです。クラブへの配分はあまり期待できないでしょう。
Ligue 1+は、リーグ・アンの運営者であるLFPが自ら運営しています。LFPが管轄するリーグは2部(リーグ・ドゥ)までで、3部はFFF(フランスサッカー連盟)の管轄です。
リーグ・ドゥは2028-29シーズンまでbeIN Sportsと放映権契約を結んでいます。放映権料は年間4,000万ユーロとされています。なにやら複雑な関係なので、まとめると以下の通りとなります。
- 1部(リーグ・アン)
- 運営: LFP
- 放映権: Ligue 1+
- 放映権料: LFPが自ら運営しているためなし
- 備考: beIN Sportsとの契約は今シーズンで打ち切り。来シーズンから全試合をLigue 1+で配信。料金は月額14.99→19.99ユーロに値上げ予定
- 2部(リーグ・ドゥ)
- 運営: LFP
- 放映権: beIN Sports
- 放映権料: 年間4,000万ユーロ
- 3部(リーグ・トロワ)
- 運営: FFF
- 放映権: Ligue 1+
- 放映権料: ほとんどなし?
3部リーグは今シーズンまで"Championnat National"という名のプロアマ混合リーグでしたが、1部と2部がクラブ数を20→18に削減したことにともない、有力クラブがあふれるようになったとのことで、改めてプロリーグとして再編されることになりました。
FFFとLigue 1+は、U-21代表戦の放映権をめぐってひと悶着がありました。Ligue 1+が放映権獲得を狙っていたものの、FFFはよりによってYouTuberに無料配信させる決定を下したのです。今回の取引はその埋め合わせ的なものだとも言えます。
Ligue 1+はワールドカップの放映権獲得も狙いましたが、今度はbeIN Sportsにさらわれてしまいます。また、Ligue 1+とbeIN Sportsの関係もよくありません。昨シーズンはリーグ・アンとDAZNとの契約が打ち切られましたが、今シーズンをもってbeINとの契約も打ち切られることとなっています。
Ligue 1+としては1~3部を網羅したいところでしょうが、来シーズンについては、1部と3部を配信し、2部のbeIN Sportsをサンドイッチする構図です。
日本では、先日DAZNがJ3リーグも2032-33シーズンまで配信することが発表されましたが、プロリーグが1~3部までを管轄し、すべてをひとつの業者に放送/配信させるというのは、おそらく他国にほとんど例がないことです。
Jリーグ公式チャンネルでは、野々村チェアマンがDAZNとの放映権交渉について話しているので見て頂くとよいでしょう(3分頃から)。正直、3部リーグが経営的にどこまで成立しているかは微妙な点がありますが、少なくともまとめて放映権を売れるだけの基盤があることは評価してよいのではと思います。
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