「レッドブル400」終了と大倉山改修工事

札幌・大倉山ジャンプ競技場を下から駆けのぼる「レッドブル400」。先日、5月16日に開催された9回目のイベントをもって終了となりました。


理由としては、大倉山の改修工事が始まるためとなっていますが、常に新しい刺激を求めるレッドブルのことですから、まぁ「飽きた」んでしょう。

スポーツに多額の予算をつぎ込んできたレッドブル。F1チームやサッカークラブなどの買収はもちろん、世界各地でエクストリームなスポーツイベントを開催してきました。しかし、これらのイベントはもともと採算がとれるものではなく、いつ終了しても仕方ない状態です。


2022年に創業者のマテシッツ氏が亡くなってから、経営体制も大きく変わりました。「選択と集中」と言われればそれまでですが、その陰には多くの定着しなかったイベントが存在します。

さて、建前上の理由となっている「大倉山の改修」についても触れておきましょう。1972年の札幌五輪の舞台となったジャンプ台は、1932年の開場以来、何度か大改修が行われてきました。今回の改修工事は、2027~28年にかけて行われます。


また、それと並行して、隣にノーマルヒルのジャンプ台を設置します。現在使われている宮の森シャンツェも老朽化が目立っており、大倉山に集約させることとなりました。こちらは2030年度の完成を予定しています。

老朽化だけでなく、FIS(国際スキー連盟)が求める最新の基準に適合させるという目的もあります。つまり、このままだとワールドカップが開催できないというわけです。このあたり、形としてはJリーグのクラブライセンスと似ていたりもします。


費用ですが、大倉山の改修に60億円、ノーマルヒルの新設に70億円で合計130億円を予定しており、札幌市の負担となるようです。五輪が招致できていれば国策として補助を引き出せたかと思うのですが、それを言っても仕方ありません。


日本にラージヒルのジャンプ台は大倉山と白馬の2か所のみであり、白馬はすでにワールドカップを開催できない状態です。大倉山は観光スポットでもあり、市にとって価値ある施設なのですが、物価高によってさらなる費用高騰も懸念されるところです。

【お知らせ】現在コメント機能が使えない状態です。感想・意見・誤情報のツッコミ等ございましたら、筆者のX(旧Twitter)までお願い致します。 @flower_highway

0コメント

  • 1000 / 1000