MLBレイズの新球場計画承認。NFLと公金争奪戦も

MLBタンパベイ・レイズの新球場建設計画に関して、建設予定地であるヒルズボロ郡およびタンパ市と協定が結ばれました。2029年の開業を予定しています。


建設費は23億ドル(約3,600億円)を予定しており、そのうち9億7,600万ドルを郡と市が負担。残りが球団側の負担となります。財源としては、CIT(Community Investment Tax)と呼ばれる税金があてられます。これは、社会インフラへの投資を目的として、売上税(日本の消費税に相当)に0.5%を上乗せするものです。


当然ながら多額の公金支出をともなうものだけに、慎重な議論が進められました。タンパ市議会で行われた投票は僅差での可決だったそうです。

レイズが約3600億円の新スタジアム計画、公民連携で基本合意

タンパベイ・レイズの新スタジアム計画が大きな一歩を踏み出した。14日(日本時間15日)に関係者間で基本合意に達し、翌15日(日本16日)にレイズとヒルズボロ郡、タンパ市の代表者らが旧タンパ市庁舎で記者会見を開き、詳細を説明した。 レイズCEOのケン・バビー、ヒルズボロ郡委員会議長ケン・ヘイガン、タンパ市長ジェーン・キャスターは、14日に締結された法的拘束力のない基本合意書(MOU:Memorandum Of Understanding)について説明。新球場と複合開発計画をタンパベイ地域全体にとって「革新的」な機会と表現した。 「約20年もの間、人々はこの瞬間を待ち続け、このチームの未来について考えてきた。今回の基本合意は、タンパにメジャーリーグの未来を確保するための歴史的な一歩だ。本当に誇りに思っている」とバビーCEOは語った。 レイズと郡・市とのMOUでは、ヒルズボロ大学のデール・マブリーキャンパス跡地に23億ドル(約3620億円)規模の新球場を建設する計画が盛り込まれている。この場所はNFLのレイモンド・ジェームズ・スタジアムの向かい側で、ヤンキースのジョージ・M・スタインブレナー・フィールドにも隣接している。 まだ最終決定ではないが、現在の枠組みでは球団側が12億7000万ドル(約2000億円)とその他の超過費用を全額負担する予定。公共側の負担は最大9億7600万ドル(約1535億円)で、郡が約7億9600万ドル(約1252億円)、市が1億8000万ドル(約283億円)を分担する。 必要な承認がすべて得られれば、新球場は2029年開幕に合わせて建設される。現在の本拠地トロピカーナフィールドの使用契約は2028年シーズン終了後に満了となる。 16年以上にわたりタンパでのレイズ新球場計画に関わってきたヘイガン議長は、この日を「歴史的な日」と表現し、「世代を超えるプロジェクト」であり、「ヒルズボロ郡史上最大の開発計画」だと語った。 郡委員会は20日にMOUに関する採決を行う予定となっている。ヘイガン議長は、正式契約に向けた交渉を継続するための支持は「比較的得られる自信がある」と話した。 「これまでで最も合意に近づいていると言える。まだやるべきことは残っているが、このMOUが極めて大きな節目であることは間違いない」 キャスター市長は、このMOU締結を「最初の一歩、しか

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今回の決定は、同じタンパ市に本拠地を置くNFLのタンパベイ・バッカニアーズにも影響を及ぼすことになります。というのも、バッカニアーズと本拠地であるレイモンド・ジェームス・スタジアムの契約が2027-28シーズンをもって満了するからです。このスタジアムの建設費は公的資金で賄われ、所有者はヒルズボロ郡となっています。


契約延長に向けて、スタジアムの改修計画が持ち上がっています。少なくとも7億ドルの費用が必要であり、球団側は3分の2を自治体が負担するように求めています。バッカニアーズ側としては、新球場よりも既存施設のほうを優先してほしいと考えるのは自然なことです。


契約延長の意志は満了の1年前までに通知する必要があり、実はあまり時間がありません。今後、レイズの新球場の詳細が詰められ、正式契約に至るまでにはもうひと波乱起こりそうな予感です。

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