ヤマダ・エディオン経営統合。スポーツへの影響は?
家電量販店大手のヤマダHDとエディオンが経営統合を発表。当局がすんなり承認するのか不透明な点はあるものの、国内最大手のヤマダがさらに大きくなることになりそうです。
広島発祥のダイイチ(後のデオデオ)がルーツのひとつであるエディオンは、サンフレッチェ広島の責任企業(親会社)であることでも知られます。広島の地元メディアでも、まず真っ先に心配されたのがこの点でした。
エディオンの久保允誉会長は、記者会見で「心配いらない。良くなることはあっても悪くなることは決してない」と発言しています。経営統合後も両社のブランドは存続するとしており、直ちに大きな動きに発展することはなさそうです。
両社とスポーツとの関わりですが、共通しているのは陸上部です。エディオンは昨年のクイーンズ駅伝で初優勝を達成。キャプテンの矢田みくに選手は今年1月の大阪国際女子マラソンで、初マラソンながら2時間19分57秒を記録し、将来を期待されています。
一方でヤマダホールディングスは、2023年のクイーンズ駅伝(22位)を最後に女子駅伝から遠ざかっています。2024年のプリンセス駅伝の出場を断念した後、監督が退任。選手も離れていきました。現在所属しているのは男子選手のみです。
エディオンは広島カープのスポンサーでもあり、また中日・日本ハム・ソフトバンクともスポンサー契約を結んでいます。
ヤマダとプロスポーツとの関係は薄いです。サッカーでは地元・前橋育英高校のスポンサーになっていますが、Bリーグ・群馬クレインサンダーズやJリーグ・ザスパクサツ群馬のスポンサーではありません。
また、ソフトボール・SDリーグで高崎を本拠地としているのはビックカメラです。前身である日立(ルネサス)を引き継いだ経緯もありますが、ビックカメラも創業の地は高崎だとのこと。ヤマダは本社は高崎ですが、創業地は前橋なので、なんとも微妙な関係であります。
家電量販店の最大手はヤマダですが、いつのまにかノジマが2番手まで成長してきました。ノジマは同業他社ではなく、他の事業会社を買収することで規模を拡大させています。最近では日立の家電事業を買収しており「製販一体」の経営を進めています。
ノジマは言うまでもなくスポーツとの関係が深い企業です。卓球・Tリーグの冠スポンサー、横浜DeNAベイスターズのスポンサー、WEリーグやXリーグのチームも運営しています。日産自動車の経営不安で、マリノスの買収話も持ち上がりました。
もしヤマダがエディオンの影響を受けて、スポーツへの投資に積極的になるのであれば、業界全体にとって追い風となります。もちろんスポーツに限った話ではなく、小売業にとって地域社会への貢献は大きなテーマです。
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