AFC&UEFAの代理店に変動か。サウジSelaが狙う
ワールドカップも終了し、ビジネス的にはその先を見据えた動きが進んでいきます。AFC(アジアサッカー連盟)とUEFA(欧州サッカー連盟)は、次期放映権サイクルに向けて、代理店の選定を進めています。
AFCは、前回選定したFMA(Football Marketing Asia)を途中で降ろすという失態を演じました。現在は、FMAの残党によって結成されたとみられるAFG(Asia Football Group)が代理店となっています。(日本においてはFMAから電通に交代)
2029年からの次期サイクルでは、AFGに加えて、サウジ資本のSelaが共同で参画するのではないかと報じられています。
https://www.sportbusiness.com/news/exclusive-afg-sela-preferred-afc-bidder/
Selaと言えば、先日も登場したズッファ・ボクシングの共同出資者でもあり、また「リヤド・シーズン」などサウジ主導のスポーツ・エンタメイベントの運営を手がけている会社ですが、放映権の販売についてはまだ経験が少ないと思われます。
中国系の資本だったFMAから、サウジ資本に変わることでどんな変化がもたらされるかは現時点では未知数です。政治的に中東の力がさらに強まることは懸念されますが。
UEFAでも、2012年から代理店を務めてきたCAA Elevenがその座を降りるのではないかと報じられています。その後釜として名前があがっているのが、こちらもSelaなのです。いったいどうなってるんでしょうか。
もう1社名前があげられているのが、先にクラブコンペティション(CL・ELなど)の代理店となったアメリカのRelevent Sportsです。今回の対象はナショナルコンペティション(EURO・NLなど)であり、両獲りを狙っています。
https://www.sportbusiness.com/news/exclusive-caa-eleven-set-to-lose-uefa-contract/
先のズッファ・ボクシングはサウジと米資本のTKOの合弁ですが、ゴルフではLIVとPGAが真っ向からぶつかりました。ときに協力したり、ときに争ったり。サウジとアメリカの巨大資本は着実に世界のスポーツビジネスを変えようとしています。
日本においては、今回対象となっている放映権のどちらもDAZNが持っています。どう転んでも、更新するには厳しい戦いが待っていそうです。EURO本大会の権利を持っていたWOWOWもまた戦々恐々でしょう。
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