DAZN、NYのローカル局と提携。米進出に本腰
DAZNは、ニューヨークのRSN(Regional Sports Network)であるMSG NetworksおよびYES Networkとの提携を発表しました。両社が持つスポーツのローカル放映権について、ストリーミングの独占配信権を獲得しています。
両社が保有する、主なローカル放映権は以下の通りです。
- MSG Networks
- ニューヨーク・ニックス (NBA)
- ニューヨーク・レンジャーズ (NHL)
- バッファロー・セイバーズ (NHL)
- ニューヨーク・アイランダース (NHL)
- ニュージャージー・デビルズ (NHL)
- YES Network
- ニューヨーク・ヤンキース (MLB)
- ブルックリン・ネッツ (NBA)
2社は共同で「Gotham Sports」というストリーミングのサービスを展開していましたが、今後はDAZNに統合されていくことになります。Gotham Sportsのアプリは正直あまり品質がよくなかったようで、移行を歓迎する声も聞かれます。
DAZNにとっては、アメリカ市場への大きな足掛かりとなる提携です。アメリカにおけるDAZNは、ほぼボクシングに特化した専門サービスといったところでしたが、いわゆる4大プロスポーツの権利を(ローカルとはいえ)獲得しました。
昨年はアメリカで開催されたFIFAクラブワールドカップの放映権を獲得。今年に入っては、ViewLiftというアメリカ企業を買収しています。また、経営破綻したFanDuel Sports Networkの買収をめざしていました。
FanDuel Sports Networkとの交渉は成立せず、そのまま放送終了となりましたが、FanDuelと契約していたNBAやNHLのチームとは個別の交渉が続いており、いくつかのチームとは契約間近だと報じられています。
NBAは、MLBの「MLB.TV」にならい、ローカルの放映権を集約したストリーミングサービスを自ら提供する方針を示しており、DAZNとの契約は単年になる可能性があるとのことですが、DAZNとしてはまずは実績を作り、今後へのアピールとしたいようです。
DAZNは、以前アメリカでMLBの放映権を獲得していた時期があります。2019~21年の3年間で、平日夜の試合をザッピングする形式の番組を配信していました。放映権料は年間3億ドルと推定されています。
しかし、この契約は延長されることがなく、DAZNのアメリカ市場進出はいったん頓挫しています。言うまでもなく世界最大の市場であるアメリカで再度勝負をかけることになります。
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