男子テニス・ATPツアーがPolymarketと契約
予測市場大手のPolymarketは、男子プロテニスツアーを統括するATPとの提携を発表しました。PolymarketはATPツアーの公式予測市場となります。
この発表の面白いところは、ATPツアーに関するデータ、そして映像のストリーミングに関する権利を同時に取得していることです。データはATPの子会社にあたるTennis Data Innovations社から、映像は代理店のSportradarから提供を受けます。
この枠組みは、要するにスポーツベッティングと同じものです。Polymarkeyのユーザーはリアルタイムにデータと映像を確認しながら、予測市場に参加することができます。
ベッティング向けの放映権はテレビなどとは別に販売されることが通常です。ですから、予測市場とベッティングの違いがますます分からなくなってきます。
また、Polymarketはベッティング業者向けのビジネスを手がけるGenius Sportsとも提携を結んでいます。Genius社はセリエAの権利を持っているため、セリエAについてもATPツアーと同様に取引ができるようになります。
こうなってくると、DAZNが予測市場に対してどんな戦略をとってくるのかが気になります。そもそも、DAZNの前身であるPerform Groupはベッティング業者向けにデータや映像を販売していた会社だったのです。いまとなっては、手放したこと自体が痛い感じです。
Polymarketとも提携関係にありますが、現在は同じく大手のKalshiと組むADI Predictstreetとの関係を強めています。先のFIFAワールドカップで公式予測市場となったADIですが、取引額は低調だったとされます。今後はKalshiに飲み込まれていくのでしょうか。その際、DAZNはどんな立ち位置にいるのでしょうか。
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