WEリーグ、電通と異例の2年契約
8月22日に開幕するWEリーグは、電通と「グロース・パートナー」契約を結んだと発表しました。電通は「女子サッカーの持続的成長と社会価値創出に取り組み、WEリーグを次のステージへと導く」ことに貢献するとしています。
ただ、この発表で気になるのは2028年6月までという契約期間です。すなわち、2026-27シーズンと、その次の2027-28シーズンの2年しかありません。
女子サッカーは2027年のワールドカップ、そして2028年のロサンゼルス五輪を目標としており、そこで区切りをつけること自体は理解できるのですが、短期契約となった理由ははっきりしません。
WEリーグのチェアはJリーグと同じ野々村氏ですが、Jリーグも電通と「マーケティングパートナー」の契約を結んでいます。ただし、この契約は今年(2026年)までであり、来年以降の新たな契約はまだ発表されていません。現在の契約は村井前チェアマンの仕事であり、野々村チェアマンはどんな決断を下すのか。
先日のFIFAワールドカップにおいては、JFAとJリーグが共同でプロモーションを実施。JFAもまた電通とパートナーシップ契約を結んでおり、こちらの契約は2030年までです。
朝日新聞によると、JFAとJリーグが合弁でマーケティング会社を設立する計画があるとのこと。ここに電通が出資する形で入り込むのであれば、もろもろの辻褄は合いそうな感じです。ただ、何もかにも電通となれば、それはそれでガバナンス的にどうなんだという指摘は免れません。
WEリーグの放映権は、DAZNと契約しており、2028-29シーズンまでとなっています。なので、今回の電通の契約期間とも一致しているわけではありません。その点も不思議ではあります。2029-30シーズン以降の放映権販売を担当するのであればまだ理解できるのですが。
WEリーグとDAZNの契約は、日本国内にとどまらず海外も対象にしているはずですが、海外のDAZNでWEリーグが配信されているという話は聞きません。ワールドカップとロス五輪で好成績をあげ、WEリーグが海外でも配信されるというシナリオが理想的です。電通にはそのあたりの交渉力も期待したいところ。
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