ラ・リーガ女子、DAZNとの契約短縮で再入札へ
スペインの女子サッカーリーグ「リーガF」は、2026-27シーズン以降の放映権の入札を実施しています。8月10日が締め切りとのことですが、今月末にはシーズンが開幕しますので、余裕がない日程です。
入札の結果、最低価格を満たすオファーがなかったとのことで、再入札となりました。開幕までに時間がないため、もっともよいオファーを提示した業者と仮契約を結んだうえで、正式契約はシーズン開幕後になるという異常な事態です。
2つのパッケージに分かれていますが、最低価格は合計で700万ユーロだったとのこと。この金額は昨シーズンまでのDAZN(5年総額3,500万ユーロ)と同水準であり、すなわちこのままだと下回ることになります。
もともとリーガFの放映権は、DAZNがグローバルで獲得していました。2022-23シーズンから5年契約なので、本来ならば2026-27シーズンまでです。にも関わらず、入札が行われているのはなぜなのか。どうやら、契約が1年前倒しで終了したとのことです。
ボタンの掛け違いは最初の契約時に発生していました。スペイン当局は、入札プロセスに不備があったとしてDAZNとの契約を無効にするよう要求したというのです。リーガF側はその要求を受け入れず、半ば違法状態が続いていました。
上述の通り、DAZNの放映権料は5年間で総額3,500万ユーロとされていますが、DAZN自身が入札に参加しなかったことからもわかる通り、採算が厳しかったようです。スペインでは女子サッカーに特化した「DAZN Victoria」という格安プランを投入したりしたのですが、当初の計画には達しなかったとか。
DAZNは一時女子サッカーの放映権獲得に力を入れていましたが、女子欧州CLや、イングランドのWSLといった権利は手放しています。時期早々だったと言わざるを得ません。
それでも女子サッカーの放映権料は着実に増えており、Netflixが獲得した北米向けのワールドカップの権利は2億ドルだと報じられました。DAZNは先行者利益を得ることができぬまま、その後の競争激化についていくことができず、権利を失った形です。もちろん、現在の権利者が利益を得られる保証はなく、レッドオーシャンになる可能性が高いのですが。
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