米ESPN Unlimited、サービス開始1年後に値上げ
昨年8月にアメリカでサービスが開始された「ESPN Unlimited」の値上げが発表されました。月額29.99ドルが31.99ドルに、年間299.99ドルが319.99ドルになります。
従来のESPNは、CATVや衛星放送などを通じて間接的に契約するチャンネルでしたが、Unlimitedは自らがストリーミングで提供する「直販モデル」です。直販ゆえに安価での提供を期待しているスポーツファンにとっては残念なニュースです。
CATVを解約し、ストリーミングに乗り換えた「コードカッター」たちにとって、待っていたのは過酷な現実です。安さに飛びついたところで、結局元に戻ってしまうのです。
実際のところ、スポーツファンにとってESPNのコンテンツがない生活というのは考えにくく、ほぼ税金のようなものと言っても過言ではありません。税金が上がれば、それだけ庶民の暮らしは厳しくなっていくのは自明の理です。
直販モデルが値上げしたということは、やがて従来のCATVなどでも値上げが待っていることでしょう。ESPNは、これらの業者から1契約につき10ドル以上の料金を徴収しているとされますが、さらに値上げを要求されれば反発の声も大きくなります。
昨年にはディズニーとYouTubeが契約更新で揉め、ESPNなどのチャンネルが2週間停止に追い込まれました。巨人たちによる頂上決戦です。そして、どちらも決して正義とは言えません。
今後NFLやMLBなどで新たな放映権サイクルの交渉が進んでいきます。ESPNを含む各社はさらなる負担を強いられることになりますが、結局のところその負担は川下にいる庶民にまわってくるだけなのです。
【追記】
本稿執筆後、Apple TVも値上げを発表。まぁ、そういうのは続きますよね。
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