AbemaTV、ベイスターズ戦から撤退。

横浜DeNAベイスターズが今シーズンの試合中継について発表。

ネット配信については、DAZNとニコニコ生放送が継続。新たに民放局が共同出資するParaviが加わり、AbemaTVの名前が消えた。

いちおうニコ生は無料でも視聴可能だが、プレミアム会員に登録しないとろくに見られたもんじゃないので、ネットでの無料配信は実質的になくなったと言える。

また、この件についてAbemaTV側からのプレスリリースはいまのところ出ていない。放映権を失った側はわざわざ自ら発表することはったにない。先日お伝えした英Eleven Sportsの件は目玉コンテンツに関わる重要な件だったので発表せざるを得なかった珍しいケース。

本件についてはベイスターズ側とAbemaTV側のどちらの意向が強かったかはわからない。ただ、パワプロとのコラボなど意欲的な配信を行っていただけに、今回の決定は残念でもある。

AbemaTV自体も当初の計画通りにはなかなか上手くいってないようで、現在は若者向けのバラエティ番組に多くのリソースが割かれている。また、スポーツでは格闘技やeスポーツに力を入れている。将棋もスポーツの一種ととらえてよいだろう。

今回の決定はAbemaTV全体の編成を考えるうえでなされたものと考えられる。CM収入で運営されるだけに、より若い人たちに刺さるコンテンツが求められるのはやむを得ないのかもしれない。