【追記あり】DAZN、自転車とラグビーを録画配信に。

先日Bリーグの試合が直前になってディレイに変更されることがありましたが、今度は他の競技にも影響が。

自転車ロードレースではきょう(3/31)開催のヘント~ウェヴェルヘム、ラグビーでは欧州チャンピオンズカップの2試合がディレイに変更されました。
当然ながら多くの競技は土日に開催されるわけで、理論上チャンネル数に制限のないOTTサービスでも同時に配信できる試合数には自ずと制約が生じる。
また、DAZNのように複数の国でサービスを展開している場合、各国のユーザーを合算して考える必要がある。ライブ配信である以上、そこに時差は存在しない。

ということで、こうなった原因を考察するためには各国のDAZNの番組表を入手するのが一番なのですが、さすがにそこまでの手間はかけられず。
ただ、5大リーグのうちブンデスリーガを除く4つのリーグについては複数の国で配信されているため、これらが必然的に優先されることになるでしょうね。
さて、Bリーグ・自転車・ラグビーの各コンテンツについては微妙に違いがあります。

Bリーグについては公式映像をそのまま配信しています。また、他国のDAZNでの配信はありません。
自転車は公式映像に東京のスタジオで日本語コメンタリーやテロップを付けたうえで配信します。こちらも他国のDAZNでは配信していません。
ラグビーは公式映像をそのまま配信。日本語コメンタリーはありません。ただし、こちらは他国のDAZNでも配信ありです。

これらの違いが何を意味するかと言うと、映像の伝送経路が異なります。最終的にはイギリスの本部に映像が集められるのですが、日本の試合であれば日本からイギリスに映像を送りますし、日本語コメンタリーを入れる場合にはいったんイギリスから日本に映像を送り、また戻すという往復が発生します。

それゆえ、どこがボトルネックになっているかが特定できないんですよね。日本側なのかイギリス側なのか。とくにラグビーは日本を経由しないはずなので、他とは理由が異なるのかもしれません。

もちろんこのような事態はなるべく起こしてほしくないのですが、今後はDAZNに限らずOTTサービス全体が成長していきますので、インターネット全体のトラフィックに大きな影響を及ぼすことになります。ですから、今後も何かしらのコントロールが必要になる場面は残念ながら出てくるでしょう。

例えばワールドカップの決勝戦を世界中のユーザーがOTTで視聴する。しかも4K画質で。などという未来は実現するのか。そのカギは5Gということになりそうですが、普及するまでにはまだまだいろいろ起こりそうです。

なお、ヘント~ウェヴェルヘムについてはフランダースクラシックが主催するレースであり、直後の4/3に開催されるドワルス・ドール・フラーンデレンはライブ配信の予定となっていますので、契約面での問題ではないと思われます。
あとはロンド・ファン・フラーンデレンがきちんとライブ配信されるか、ですよね…
【追記 4/3 21:45】
スタートからの完全ライブ中継が決定したとのことです。とりあえずほっ。

【お知らせ】現在コメント機能が使えない状態です。感想・意見・誤情報のツッコミ等ございましたら、筆者のX(旧Twitter)までお願い致します。 @flower_highway

0コメント

  • 1000 / 1000