【速報】Amazonプライム、会費値上げ。
Amazonの最近の動きについては当ブログでも紹介しており、決して無関係ではない話題です。
とは言っても、アメリカでは昨年すでに値上げされてますし、日本との価格差も大きかったことを考えると、この値上げを放映権料のコストで説明することは難しいでしょう。
グローバルな観点では価格戦略の見直し、日本独自の事情としては物流コストの高騰という文脈で考えたほうがいいでしょうね。
赤字覚悟で価格を抑え、シェアを取ったうえで回収しにいくのはAmazonがかつてとってきた道。いわゆる「ドットコム企業」と呼ばれたスタートアップが次々消える中、巨額の赤字を垂れ流しながらも生き残ったのがAmazonであります。
そして、この戦略はサブスクリプションのサービス全体に共通するもの。映像サービスには物流コストはありませんが、インフラコストはもちろんかかるわけですから、各社が今後どんな動きをするかはよく見ておかないといけません。
本来の話に戻すと、アメリカではNFL、イギリスではプレミアリーグの一部試合の放映権を獲得。国内で最大の人気を誇る競技に手をかけました。また、アメリカのローカル局を買収してテレビ側からのアプローチも見せております。
テレビ・PC・スマホを合わせて「トリプルスクリーン」と呼んだりしますが、このトリプルスクリーンにおける可処分時間を各社で奪い合っており、その文脈においてはスポーツも映画も音楽も電子書籍も同じ土俵に乗ってきます。
そのうえでオフスクリーン、すなわちECを持っているAmazonにはさらに稼ぐ余地があるわけですね。また、AWSなどのインフラサービスも大きな強みです。
せっかくなので、Amazonゴールドカードの紹介でもしておきましょうか。所有者は自動的にプライム会員となり、一定の条件を満たせば年会費が4,320円に。値上げ前の会費で考えれば実質420円でゴールドカードが持てるというものです。
執筆時点ではこちらの価格はまだ改定されていませんでしたが、おそらくこちらもすぐに改定されるかと。逆に改定しないのであれば、こちらに誘導する意図あり、と解釈するべきでしょう。
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