「Jリーグジャッジリプレイ」誤審でまるごと30分。

ひとつのジャッジが多くの人の人生を変えかねない。審判の背負う責任は重大です。正しいのが当たり前で、間違えると叩かれる。ましてや、明らかな誤審があったときには…

ということで、昨日DAZNで公開された「Jリーグジャッジリプレイ」では、浦和vs湘南戦で発生した幻のゴールについて尺のすべてを費やしています。DAZN契約者は必見。また、金曜日にはJリーグ公式YouTubeでも公開される予定。 

サッカーに興味がなくとも、自らの仕事に置き換えればきっと刺さるものがあるはず。ミスはどのようにして起こるのか。ミスをしてしまった審判をどうフォローしていくか。ミスを未然に防ぐために何が必要か。考えさせられる濃厚な時間でした。
当ブログのスタンスとしては誤審そのものに意見する気はないのですが、演出面との兼ね合いという点においては、番組内で平畠さんも少し触れたゴールネットの件を指摘してもいいのかもしれない。

ゴールネットはテレビ映りを考えて変化してきたという経緯があり、この件でボールがフィールド内に跳ね返ってきてしまったことについては改善の余地があるのではないかと。このあたりは以下の記事もご参照のこと。
ただ、この話はあくまでも今回のような特殊なケースへの対策にすぎず、もっと広範な意味での対策となれば当然浮かんでくるのはVARやGLTとなる。

Jリーグはルヴァン杯の決勝トーナメントとJ1昇格プレーオフにおいてVARの試験導入を行い、その評価をふまえて来年から全面的に導入するかを検討する。なお、GLTについては費用面などから消極的。

VARを実現するためのシステムとして3月には「Jリーグ FUROSHIKI」が発表された。このシステムには場内に設置されたすべてのカメラの映像が集約される。

FUROSHIKIについては以前にも記事を書いたのでこちらもあわせて参照されたく。というか、現時点であまりにも知名度が不足しているので、何度でも紹介したいところです。

今回はVARという文脈から取り上げることとなりましたが、本来はJリーグが自ら映像を制作し、著作権を保有することによって具体的な価値を生み出すためのシステムであり、VARはその中のひとつにすぎないのです。

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