バーニー路線を反省?F1、無料放送増加に動く。

現在のF1のオーナーであるリバティ・メディアのマーケティングディレクターさんによると、F1の無料放送が減り続けている現状を憂慮しているとのことで、理想としては世界で放送されるレースのうち75%程度を無料放送にしたいとのこと。

ちょうど引き合いに出されているのがイギリスのSky Sportsで、今年から6年間の放映権契約を結んでいる。放映権料は約1.5倍に増額されたが、その代わりに自国開催のイギリスGP以外は有料放送になってしまったとのこと。えーと、ルイス・ハミルトンはどこの国のドライバーでしたっけ?
F1の過度な商業路線はリバティ・メディアが始めたわけではなく、前オーナーである投資ファンドのCVC、そしてこの会社を引き入れてきたあのバーニー・エクレストン氏によるもの。
彼らがどんなことをしてきたかは以下の記事に詳しい。なぜかラグビーの記事なんですが。今度はそっちに目をつけたんですか。
F1の放映権の戦略は無料放送と有料放送、そして自前のOTTサービス「F1 TV」の3階建てとなっている。
しかし、他のOTTサービスと同様に「F1 TV」もたびたび配信トラブルを起こしている模様。以下の記事ではアゼルバイジャンGPで発生した障害と、改善には時間がかかるであろうという見通しが示されている。
放映権ともうひとつ、レースの開催権もまた大きな収益源。来年からはオランダGPとベトナムGPの開催が決定し、代わりに消滅するレースが出ると予想される。(スペインなどが有力)

去年はドイツ(ホッケンハイム)と鈴鹿が終了の危機に追い込まれた。伝統あるレースを終わらせることはさすがに得策ではないと気づいたか、辛うじて存続が決まったものの、今後もF1の歴史を築いてきたコースが消えていく可能性は高い。

少なくともエクレストンの路線はやりすぎだったとリバティ・メディアは考えているようだが、すでに結ばれている契約は変えようがないので、もし本当に無料放送を増やす方針に転換したとしても、その成果が現れるにはまだ数年かかる。

F1の人気が凋落し始めてから手を打つのは遅すぎる。崖っぷちにいると考えたほうがよい。いや、もう落ちているのかも…

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