ジョシュア敗戦でDAZNに打撃。違法配信が追い打ち。

ヘビー級の3団体統一王者でイギリスの英雄だったアンソニー・ジョシュア選手が、初めてアメリカに乗り込んだ防衛戦でまさかのKO負け。ヘビー級は一発があるだけに怖い。
しかも相手のアンディ・ルイス選手は代役。本来の挑戦者だったジャレル・ミラー選手が薬物検査で陽性となり、急遽チャンスがめぐってきた。
ミラー選手は巨漢でなかなかの強豪と目されていたが、ルイス選手も同様に巨漢。筆者もこの試合はライブで見ておりましたが、挑戦者が差し替えられたことに気づかず、この番狂わせの意味を理解できていなかったことを恥を忍んで反省する次第です。

ともかく、ジョシュア選手をプロモートしているマッチルーム社、およびマッチルームと提携しているDAZNがこの敗戦で痛手を負ったことは間違いない。次戦の相手も見つからず、ルイス選手との再戦になる可能性が高いとのこと。
イギリスではDAZNがサービスインしていないのでSky Sportsでの放送になったとのことですが、同じイギリスに本拠を置くMUSOという会社の調べによると、この試合を違法配信で視聴していた人は少なくとも1300万人以上と推定されるとのこと。

この人数はDAZNにとってはある意味潜在的顧客と考えることもできるけど、やはり無料と有料にはとても高い壁があるわけで、とくに本場アメリカでの普及をはかるうえでこの敗戦がダメージになったことは否めない。
先日のカネロ戦も正直なところ凡戦との評価は免れないし、日本限定の話とは言え村田選手も敗戦。どうもDAZNのボクシング中継は「持ってない」感が漂う。

次の配信は"GGG"ことゴロフキン選手の試合。この記事が掲載される直後に始まるのですが、すっきりとした結果が見たいものです。DAZNの今後のためにも。

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