【追記あり】ロイヤルアスコットの馬券発売。映像はどうなる?
6/19にイギリス・アスコット競馬場で開催される「プリンスオブウェールズステークス」の馬券をJRAが販売する。
イギリス王室が保有するアスコット競馬場は「女王陛下の競馬場」として知られる。とくに6月の開催は「ロイヤルアスコット」と称され、王族が連日観戦に訪れる。
日本からはドバイ→香港と転戦中のディアドラ号が出走予定。レースはグリーンチャンネルで中継される。スカパー契約者であればノースクランブル放送のため無料となる。
さて、ロイヤルアスコットについてはDAZNも配信を予定している。こうなると気になるのが、グリーンチャンネルが映像をどうやって入手したのか?ということ。
アスコット競馬場の主催レースについて、イギリス国内では今年から放送局が変更されている。昨年までは競馬専門チャンネルのRacing UK(現在はRacing TVに改称)が放送していたが、今年はSky Sportsとなった。
昨年のDAZNはRacing UKの映像を流していおり、カテゴリー名も「レーシングUK」と表記。そのため今年はどうなるかと思われたが、無事配信されることとなった。
正直なところ、日本のDAZNにおいて競馬の優先度が高いとは考えにくいので、権利の移行がすんなりできたのだろうと思われる。
Sky Sportsはグローバルの放映権を持っているため、DAZNもグリーンチャンネルもSky Sports経由で映像を購入しているものと思われる。なので、流される映像も同じである可能性が高い。これは当日確認しないと。
さて、ここで考えられるのが、実はDAZNは日本での独占契約を結んでいて、グリーンチャンネル(すなわちJRA)にサブライセンスを販売したというシナリオ。
だとすれば、馬券を発売する以上JRAは多少高額になっても購入せざるを得ない。ここまで考えてDAZNが放映権を購入していたとしたらすごいけどね。
で、さらに妄想は続くわけで、JRAとのパイプができたら将来的にはDAZNでグリーンチャンネルの映像が配信される可能性すら見えてくる。
これ、JRAにとっても悪い話ではないと思うんですけどね。現時点においてもテレビ・ラジオ局から放映権料は徴収しておらず、むしろスポンサー料を支払ってるわけですから。
JRAは政府系の組織であり、調達のプロセスについては公開されている。近い将来、このページにインターネット中継に関する記述が載るかもしれない。
もちろん、DAZNなり他のOTTサービスにおいても、JRAと契約するには入札資格を得られるクリーンな経営が求められることになる。ということで、勝手に期待しておきます。
【追記 6/18 22:45】
実際の映像を確認しましたが、あてが外れました。イギリスの民放局・ITVの映像が使われてるんですね。
となると、Sky Sportsの独占ではないということになり、私の認識も改めなくてはねりません。もう少し掘り下げる必要がありそうです。
【追記 6/20 0:00】
グリーンチャンネルの映像も確認しました。テロップがないクリアな映像でした。
内容自体はDAZNで配信されたものと同じようで、おそらく公式に制作された映像をもらっているのでしょう。
競馬の映像はブックメーカーやオンラインベッティング業者などさまざまなルートで提供されているものと思われますので、今後も追ってみたいところです。
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