【追記あり】祝・八村選手全体9位指名。バスケ関連の放映権まとめ。

コパ・アメリカの日本vsウルグアイ戦の裏で、日本スポーツ界にとってもうひとつの一大イベントがありました。言うまでもなくNBAドラフトです。
実はこちらも無料配信していたんですね。さすがに平日の朝にここまで追いかけきれず…失礼しました。
NBAドラフトで指名されることがどれだけすごいのかは他のメディアが散々説明してくれてますので、当ブログではテーマ通りバスケットボールにおける放映権のことを書きます。

簡単にまとめるとこんな感じです。

●NBA: 楽天
●日本代表: フジテレビ、DAZN
●Bリーグ: バスケットLIVE、DAZNなど
NBAについては昨シーズンから楽天が放映権を獲得。自社の「Rakuten TV」で配信するほか、NBAの全試合が観られる「NBAリーグパス」の代理店になっています。テレビへのサブライセンスは行っておらず、現状は楽天の独占となっています。

契約期間は「複数年」としか発表されておらず、最短で2年(来シーズンまで)となりますが、東京五輪をはさむことや、放映権以外にマーケティングパートナーとしての契約を結んでいることを鑑みると、もう少し長いのかな?という推測です。また、金額については推定2.25億ドルとの報道がありました。

10月には日本でプレシーズンゲームを開催。ラプターズは今年の王者となりました。そして八村選手が(渡邊選手も)活躍してくれれば、楽天にとっては大きな追い風となります。

とは言え、独占してるだけではファン層は広がらないわけで、今後どのような戦略を見せるのか。一部の試合を無料解放したり、あるいはサブライセンスを出したり。楽天の力量が問われることになります。
9月に開催されるFIBAワールドカップについてはフジテレビが放映権を獲得済み。これは2年前のリリースなので具体的な放送予定までは書いてありませんが、アジア予選を地上波で放送したことを踏まえれば、日本戦の地上波も確実でしょう。

日本戦以外の試合も観たい、となればDAZNの出番となります。そもそもワールドカップの放映権はFIBA(国際バスケットボール連盟)と、DAZNを運営するPerform社が合弁で設立した「FIBA Media」が管理しており、契約は2033年までと長期にわたります。

FIBA Mediaは当然ながら自らの収益最大化をはかるわけで、DAZN独占に固執することはなく、上記のようにテレビ局にも販売するわけです。ですから、DAZNにはワールドカップ全試合の配信を期待しましょう。
Bリーグはソフトバンクが運営する「バスケットLIVE」で全試合が配信されます。傘下のヤフーが運営する「Yahoo!プレミアム」の会員特典のひとつとなっており、ソフトバンクおよびワイモバイルのユーザーは無料。それ以外のキャリアのユーザーも月額498円で視聴可能です。
ヤフオクに出品される方ならばYahoo!プレミアム会員になってるでしょうし、他にもパ・リーグの試合を配信する「パ・リーグLIVE」や、雑誌読み放題サービスなんかもありますので、いろいろと使いこなしてみるのがよいかと思います。

もともとソフトバンクは「スポナビLIVE」にてBリーグを配信していましたが、採算がとれず撤退。この際に救済策として会員をDAZNに誘導したことから、DAZNでもBリーグが配信されています。
ただし対象はB1のみで、同時間帯に多数の競技が配信される場合には録画に切り替わったり、配信自体が見送りになってしまうことがあるのは残念なところです。

あと、テレビ中継も積極的にやっていますね。地方局やBS・CSでの中継も多いです。そこは放映権料を低めに設定しているのでしょう。

さて、Bリーグはソフトバンクと4年間のスポンサー契約を結んでおり、来シーズンで終了となります。放映権について直接の言及はないものの、これに付随している可能性が高そうです。

つまり、まもなく契約更新の時期というわけですね。現在の契約は年間30億円程度と言われてますが、どこに決まるとしても高い値段がついてほしいものです。
そのためにはワールドカップでのBリーグ勢の活躍が期待されるところ。勢いがつけば、当然東京五輪にもつながります。この先が楽しみです。
【追記 6/22 20:30】
本日の東スポに楽天の契約が5年であるとの記述が。東スポさんも海外スポーツではガチな記事を書くのでたぶん本当な感じがします。

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