PLM社代表が語る、12球団一括管理の野望。

パ・リーグ6球団の共同出資で設立されたパシフィックリーグマーケティング社(以後PLM)の根岸代表取締役のインタビュー記事を紹介。

最後のクレジットを見ると実は求人広告であることがわかるのだけど、つまりPLMは本気で人材を募集してるということ。我こそはプロ野球ビジネスを変える!と思う方はぜひ応募してみてほしい。
さて、求人広告ということはその中身は企業紹介であり、これまでの歩みと今後の展望についてわかりやすくまとめられているので、改めてPLM社の活動を知るのにはよい内容となっている。

たまに誤解されてるのだけど、PLM社が一括管理しているのはパ・リーグ6球団のインターネット配信権、および海外(台湾)向けの放映権。国内向けのテレビ放映権は依然として各球団が管理している。

そのインターネット配信権はソフトバンク(パ・リーグLIVE)、楽天(Rakuten TV)、そしてDAZNの3社に販売されており、また自社サービス「パ・リーグTV」も運営している。テレビ中継も含めてファンにとっては数多くの選択肢が提供されている。

昨年(2018年)、PLM社は従来のソフトバンク(当時はスポナビライブ)に加えて楽天とDAZNにも権利を販売した。その結果、年間売上が17億→50億円に成長した。もちろん他の事業の成長分も含まれてるけど、ここから逆算すれば権利の値段が類推できるのでは。

そして、最後には「セ・パ12球団でリーグビジネスをやる」という目標を明確に掲げている。これは頼もしい。
今年DAZNが成し遂げられなかった12球団によるネット配信や、現在はNPBが仕切っているオールスター・日本シリーズ・侍ジャパンの試合の配信にも期待したい。

ちなみに、スカパーが行っている12球団の配信はあくまでテレビ放送をネット経由でも視聴できるという位置付けであり、見逃し視聴にはほとんど対応してないので要注意。

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