後退?それとも前進?VリーグがDAZN配信を縮小。

Vリーグから今季のDAZNでの配信予定が発表。前年より試合数が減ったとのことでいろいろな憶測が飛んでいる模様。と言っても、筆者も憶測しか書けませんが。

レギュラーラウンドは、女子が全126試合中89試合。男子が135試合中61試合の配信で、男子の少なさが目立つ形に。ファイナルステージについては男女とも全試合配信予定。
DAZNが日本でサービスを開始するにあたり、真っ先に契約した競技のひとつがVリーグ。2016年から5年契約を結んでおり、今年で4年目となる。

当初は全試合配信だったが、昨シーズンから新リーグが発足したことで若干配信数が減り、今シーズンはさらに減ったことになる。
理由としてはいろいろ考えられるが、新リーグ移行にあたって新たに実施された施策の影響と考えてよい。そのひとつが自前の配信サービス「V.LEAGUE TV」(以下V.TV)で、昨シーズンから開始され、今年1月から有料化された。

無料で見られる試合、DAZNを通じて見られる試合、そしてV.TVのみで見られる試合の3階建て。この構造は近年自前のOTTサービスを開始した競技ではよく見られるものだったりする。どの階層にどの試合を配置するか、マーケティングの手腕が問われる。

※現時点ではDAZNで配信されない試合をV.TVでライブ配信、といった発表はありません。またテレビ中継の予定も発表されていません。しかしながら、このような施策をとる以上はなにかしらの強化が図られるものと期待します。

【追記】その後、V.TVでの全試合配信が発表されました。

DAZNでは男子の配信数が少ないが、かと言って男子のほうが不人気だと言い切ることもできない。有料会員を多く獲得できると見込んでの判断かもしれない。
また、なるべく会場に足を運んでほしいとの意思も若干働いているのかも。このへん、データを見てるわけではないので何とも言えないわけですが。
もうひとつあげられるのが日程。新リーグではホームタウンの理念が強化されたため、1日3試合を行う興行はかなり減った。(男子はゼロ)

昨シーズンの観客動員のデータを見ると、男女とも1試合あたりでは減ったものの、トータルでは増えていることがわかる。それだけ多くの会場で試合が開催されていることになる。
興行主もVリーグ機構からホームチームに移管されたため、各自の経営努力が求められるようになった。親会社の動員に頼る時代はもう終わった。

会場が増えても映像は制作している。でも、それをライブ配信するには一段とコストがかかる。限られた予算をどう効率よく配分するか。そう、すべては予算の都合。担当者は頭が痛いでしょうね。
今季の女子は12チームを2つのカンファレンスに分け、同一会場では同一カンファレンスの試合のみを行うという日程が組まれた。そのため、1試合のみの興行も多い。

そんな中で、観客動員もDAZNの視聴回数もV.TVの会員数も増やせるかどうか。三兎を追う者はなにを得るのか。かなり壮大なチャレンジだと言ってよいでしょう。

…まぁ、まず大事なのはワールドカップの成績だったりするんですけどね。

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