ドラマ『絆のペダル』と日本におけるサイクルロードレースの未来。

少々遅れましたが、先週の「24時間テレビ」で元プロロードレーサーの宮澤崇史さんをモデルにしたドラマ「絆のペダル」が放送されました。

筆者としてはいわゆる「自転車警察」のよいなことはしたくありません。レースシーンが「弱虫ペダル」みたいだ、という感想が散見されましたが、ドラマ版の弱虫ペダルと同じ方が監修されていることと、撮影の安全を確保する以上、集団での駆け引きを描くことは難しいことを考慮すれば充分納得できるものです。

地上波でサイクルロードレースの楽しさを、これまで知らなかった方々に少しでも伝えることができたのであれば、この企画は成功であったと言えるのではないでしょうか。大切なのはこれからです。

まぁ、浅田監督をモデルにした?と思われる人物を駅伝の原監督が演じていたのは面白かったですけど。演技はともかく、なんとなく似てる?(^-^;

あと、宮澤少年がロードレースに興味をもったきっかけとなった昔のツール・ド・フランスの映像。ちゃんとASOから提供を受けてました。
また、最後に出てきたアルバムの写真が本物と同じ構図だという指摘もありました。意外と細かい仕事してます。
宮澤さんは現在DAZNで解説を務めておりますが、先日も取り上げたように、現在DAZNのロードレース中継では日本語コメンタリーを休止中で、寂しい状況にあります。

※先日ツール・ド・ポローニュとビンクバンク・ツアーを解説した特別コンテンツを収録したとのことで、今後の復活に期待したいと思います。【追記】8/29に公開されました。

宮澤さんの放送直後のツイートを見ると、DAZNだけではなくJSPORTSの名前もちゃんと出しており、しがらみよりもロードレースの普及のために、という考えが出ているかと思います。
それがゆえに間違えることもある。宮澤さんがDAZNで解説を始めたばかりの頃、「実況が下手」というTwitterの意見に対して反応してしまい、プチ炎上を招いたことがありました。

この件について宮澤さんがブログにて謝罪したのが以下の記事です。大切なのは、後半に書かれている宮澤さんがDAZNからのオファーを受けることにした理由です。この記事は当のDAZN関係者の方にも、もちろんJSPORTS関係者の方にも改めて読んで頂きたい。 
もちろん長年にわたって中継を続け、日本におけるサイクルロードレースの文化を作り上げてきたJSPORTSの貢献は誰もが認めるところ。しかし、それだけでは足りない部分もあります。とくに予算の問題ですね。

もしかしたらDAZNが自転車から撤退してしまうかも、という危機感は常に持っています。が、撤退したからその分をJSPORTSが放送できるかと言えば、おそらくできないと思います。
この背景には、やはりと言うか放映権料の高騰があるのです。放映権の一括管理がかなわない中、どうしても複数の局による放送になってしまうことは避けられませんが、合計の予算は増えるでしょう。

宮澤さんが描く夢に少しでも近づくよう、私も願っております。そして好きなワインを存分に楽しめるように。

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