ギリシャリーグ混乱中。PAOK、自主配信に踏み切る。

奇跡のEURO優勝から15年。サッカーのギリシャ・スーパーリーグの放映権が混乱状態。おそらく今週末に開幕しているはずなんですが、どうなってるのでしょう。
昨シーズンの覇者でヨーロッパリーグにも出場したPAOKが、独自のOTTサービス「PAOK TV」を開始。ホーム開催試合を1試合4.99ユーロで販売するという記事。
サブスクリプションが幅を効かせている中で、わざわざPPVにする意味は?と疑問に感じたのですが、その裏にはギリシャリーグの混乱ぶりが隠れておりました。
もともとギリシャリーグの放映権は全試合を包括で管理していたのですが、昨シーズンの開幕前にクラブによる協定が破綻し、各クラブによる個別管理に移行していたのです。その結果、国営放送のERTが7クラブ、有料衛星放送のNOVAが9クラブと契約しました。

そして今シーズン。ギリシャと言えば悲しいことに経済危機で知られてしまってますが、その影響がサッカーにも直撃してまして、まずは1部リーグが16→14クラブに削減されています。

そこからERTとNovaによる契約争いが始まるのですが、ERTが一方的に放映権料の値下げを要求。すでに合意に達していたとされる5つのクラブは当然ながら猛反発。
そして、PAOKはNovaと交渉を続けていましたが、こちらも条件が折り合わずに破綻。自ら配信に乗り出す道を選んだわけです。
なんか時系列を追うだけで疲れました。貧すれば鈍する、という言葉だけで収めるのも単純すぎる気がします。はたして開幕節はどこの放送局が何試合を放送しているのか。その後の成り行きを見ていきたいと思います。

また、PAOKは今季のCL予選でアヤックスに敗れ、ELのプレーオフに回っている状況。今年もまた本戦に出場できるかも注目ポイント。出られるかどうかで露出が全然違いますものね。

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