【悲報】【追記あり】十種競技・右代選手の世陸出場が取り消しへ。

大会直前になって冷や水をぶっかけられる出来事が発生してしまいました。
これについては日本陸連が出場資格の規定をきちんと理解してなかったと責められて然るべきでしょう。
出場資格については以下のページの"Qualification System"というところからPDFでダウンロードすることができます。

これによると、エリアチャンピオン(右代選手はアジア選手権優勝)は参加標準記録を満たさなくとも自動的に出場資格を得ると書いてあるのですが、一部の種目(十種競技含む)については大会の技術代表から競技レベルについて承認を得る必要がある、という条件付きになっています。

そして、十種競技の定員は24人と決まっているため、エントリーがこれより多ければはじかれてしまう可能性はあったというわけなのですね。
この件については後ほど日本陸連が記者会見を行うとのことですが、いまから懸念されるのは東京五輪においても同様のケースが発生する可能性があるということです。

東京五輪の出場資格は参加標準記録に加えて、今年から導入された「IAAFワールドランキング」が併用されます。標準記録をクリアできなかった選手については、ランキングで救済されるのか直前になるまでわからないというわけですね。

なお、先のMGCでは5位以内の選手は標準記録を突破したとみなされること。またファイナルチャレンジの設定記録が標準記録を上回っていることから問題は起こらないのですが、実はこのことが確定したのは7月のこと。かなり危なかったのです。

このあたりの仕組みについては近日中に取り上げる予定です。ただただ残念です。
【追記 9/23】
その後、欠場者が出たのか追加で出場できるようになったとのこと。それはよかったけど、陸連の失態は変わりません…

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