ジャパンカップロードレース、初の生放送決定。

10/20(日)に宇都宮で開催される自転車のジャパンカップロードレース。これまでJSPORTSでは録画放送を行っていたが、今年ついに生放送が実現することに。

JSPORTSオンデマンドのほうでは生中継を行っていたが、ようやくテレビ中継に堪えられる技術なり予算なりが揃ったということか。今年はSPEEDチャンネルでツアー・オブ・ジャパンが生放送されており、機運も高まってきたと言ってよいかと。
少し話は脱線しますが、SPEEDチャンネルがロード世界選手権の放映権を持ってることで競輪に対して呪詛を吐いてる人を散見します。

まぁ気持ちは分からないでもありませんが、個人的には狭量だなぁ…と。競輪の助成金がいかに日本のロードレースを支えてるか、知っておくと少しは気が紛れるかもしれません。資料は以下に公開されてますので。
…ちょっと取り乱してすみません。気を取り直しましょう。

自転車ロードレース中継でカギとなる技術としては、空撮、GPSによるタイム差計測、そして電波の中継放送などがあげられます。

空撮については過去に行われた中継でもなかったので、今回もつかないのではと。片道のコースなら空撮は必須だけど、1周10km程度の周回コースであればなくても成立します。予算がもっとあれば…なのですが。

タイム差計測は今年のツアー・オブ・ジャパン中継で、台湾のGPSメーカー・ブライトン社の協力によって実現しているのでこちらも協力が得られればできるでしょう。

最後の中継経路がなかなかやっかいで、これまで生中継ができなかった一番の理由と言ってよいかと。まずは中継車(コースの最高地点付近に置かれる)に向けて、バイクカメラや定点カメラの映像を集めなければならないのです。

ネット配信であれば、これまでも携帯電話の周波数帯を利用することでそれなりのクオリティの中継ができていますが、今回はテレビ。一段上の技術が要求されます。

ヨーロッパのレースでは電波中継用にヘリコプターや飛行機を飛ばします(空撮用とは別)。日本でもマラソンや駅伝なら予算的に同様のことはできるのですが…

それとも、携帯電話でもテレビに堪えうる画質を提供できるようになったのかもしれません。そちらの技術も進んでますし。そこは実際の放送を見てみないとわからないところです。
あと、ちょっと気になるのがYouTubeでも配信するらしいという記述。これは無料ということなのでしょうか。それとも、異なる視点の映像などを配信するのでしょうか。

そして、YouTubeで見られるということは海外からも見られる可能性が高いということ。海外のファンに見てもらえることには大きな意義がありますし、将来的には放映権ビジネスにもつながります。

そのためにも、海外の水準に近づく映像を届ける必要があるのです。英語コメンタリーもあればさらによし。この点でもJSPORTSにはぜひ頑張ってもらいたく。応援してます。

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