東京オリパラ、台風接近なら日程前倒しも。

IOCが東京五輪のマラソン会場を札幌に変更するという提案を出して大騒ぎとなっておりますが、これについては各方面のさまざまな団体に批判が飛ぶことが容易に想像されます。

ただ、この問題は複合的なものであって、それらを解きほぐすのは実に難解です。どこか個別の団体を槍玉にあげても一時的にスカッとするかもしれませんが、解決にはつながりません。

ですので、当ブログですべての論点をカバーするのはまず無理だと思われますが、筆者の個人的見解としては「なにをいまさら遅すぎる」という印象がまずあります。

そして「アスリートファースト」と「商業主義」という言葉が持つ意味を改めて問い直してみたいと思ってます。両者は対立する概念のようにも見えますが、実際には共存できる部分も多いからです。

多くのカネがスポーツ界に回り、多くのアスリートが競技に専念できる環境が整うのであれば、それは悪いことではありません。問題は、そのカネが適正に配分されているかだと考えております。

選手の安全面で言えば、アスリートはどんな状況でも全力を発揮しようとしますし、時には命の危険も冒しますし、残念ながらドーピングなどに手を染める人もいる。そこは理性ある第三者が止めていくしかないのでしょう。

当ブログは放映権をメインテーマに掲げておりますので、その視点からの情報については今後も折に触れ出していきます。
…話がだいぶ長くなってしまいました。猛暑の話題から離れて、近々の話題である台風に触れることにします。

猛暑を避けるために、かりに東京五輪を10月に移動できたとしても、今度は台風のリスクがある大きくなるわけですが、もちろん7~8月にも台風のリスクはあります。
その際に来年のオリパラはどうするのか?という話をイギリスのテレグラフ紙が取り上げているので紹介します。

簡単に言うと、台風の接近が予想される際には競技のスケジュールを繰り上げることができ、場合によっては開会式の前に実施することも可能だとのことです。
現在はサッカーだけが例外として開会式の前に試合を実施していますが、他の競技についても同様の対応があり得ることになります。

ただし閉会式を遅らせることはできないとのことで、これについては今後議論になるかもしれません。

また、今回の台風19号に関するラグビーワールドカップの動きもまとめてくれており、とても参考になる記事になっております。
ただ、ちょっと気になったのが記事に載せられた写真。flooded(冠水した)というキャプションが付けられてますが、これは現在建設中の(新)等々力球場ですね。
等々力緑地も冠水し、等々力陸上競技場も若干の被害を受けたとの情報がありますが、球場についてはそもそも工事現場なだけに、被害状況を示すものとしてはちょっと分かりにくい写真だと感じました。

近隣の武蔵小杉も大変なことになっているそうですし、川沿いに住むことは潤いもありますがリスクもある。当たり前のことを改めて思い知らされる出来事であります。

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