女子サッカー専門OTTが誕生へ。男女格差縮小の一助となるか。

スポーツビジネスの国際見本市「Sportel」がモナコで開催されています。今後はこのイベントをきっかけに新たなニュースがたくさん生まれてくるものと思われます。
今回はJリーグも出展したとのこと。世界戦略がどう進むのか。そして海外に放映権が売れるのか。取り組みに期待です。
ということで、さっそくイベント内で発表されたニュースをひとつ。女子サッカーを専門に配信するOTTサービス「Wnited」(ユーナイティド)が来年3月までに開始される予定とのこと。

運営はイギリスのRed Bee Mediaとスウェーデンの代理店・Spring Mediaの2社。Red Bee社はBBCの関連会社として発足し、現在はスウェーデンの通信機器会社・エリクソンの傘下にあります。

具体的な名前は発表されていませんが、すでにヨーロッパの2つのリーグと契約を結んでいるほか、代表戦の配信も予定しているとのこと。

イングランド・ドイツ・フランス・スペインなどが候補となりますが、北米・南米・アジアでも交渉を行っているとのことで、アメリカやなでしこリーグの参加も視野に入ります。

料金は無料で、広告なしの有料オプションも設定されます。サービスの提供エリアは明言されていませんが、"global audiences"という表現もありますので結構大きな規模になるのでは…と期待。
女子サッカーで現在話題になっているのは男女平等問題。大会の賞金や、代表活動における待遇において男女の差が著しいことに対し、アメリカ代表チームが協会を訴えるなどの行動に出ております。

もちろん男女では動くマネーの額が全然違うという現状はありますが、この問題については是正に向けて徐々に動いていくものと思われます。
その中におけるひとつの策として、女子サッカーが自ら稼ぐ手段が増えるというのはとても大切なことなのは確かなので、この取り組みにはおおいに注目すべきでしょう。

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