大赤字連合?DAZNがSnapchatと提携。

DAZNがアメリカで人気の写真共有アプリ「Snapchat」と提携し、ボクシングのコンテンツ提供を始めた。

対象は11/2と11/9に開催される試合。試合前の1週間を「DAZNファイトウィーク」と称し、ドキュメンタリー番組を配信。開催日は「DAZNファイトナイト」で、試合後に速やかにハイライトを配信する。ライブ配信は行われない。 
Snapchatは低年齢層に普及しているアプリなので、すぐに課金ユーザーが増えるとは考えにくいが、将来的な潜在顧客の掘り起こしに効果が期待できる。
とくに11/9の試合は人気YouTuberがなぜかボクシングで戦うというイロモノ的なイベントであり、SNSを巻き込んで面白いことをやってやろうという気持ちが伝わってくる。

Snapchatは写真や動画の保存期間を設定でき、「すぐに消える」ことが人気の源泉。なのでDAZNの動画もおそらくすぐ消える。逆に言えばその分ライブの価値が高まるし、瞬間最大風速は強くなるかもしれない。
さて、Snapchatはアプリ公開から8年が経過しており、その間に上場も果たしたがいまだに黒字転換できていない。DAZNもまだ3年だが黒字転換の道のりは厳しい。

でも、両社とも新たな投資が続く限りはすぐに潰れるわけではないので、今のうちにやれることはなりふり構わずやっておくのがよいのでしょう。

スナップチャット、売上増も収益改善せず ARの重要性強調

写真共有アプリ「Snapchat(スナップチャット)」を手掛けるSnap Inc.が四半期決算を発表しました。アクティブユーザーや売上の大幅増加を報告するものの、収益は黒字化ならず。ユーザーの囲い込みが課題となっています。 ユーザー数はライバルに遅れ 2019年第3四半期、デイリーアクティブユーザー(DAU)数は前期比較で700万人増加の2億1,000万人。売上は前年同期比50%増の4億4,600万ドル(約485億円)でした。ただし収益は引き続き赤字であり、ユーザー数でも他のSNSに遅れをとっています。例えばInstagram(インスタグラム)の「 ストーリーズ(Stories)」は2019年1月時点でDAUが5億人と、Snapchatの倍以上です。 制作されたARレンズは60万以上 Snap社CEOのEvan Spiegel氏は、同社の将来に対するARの重要性を説明しています。いわく、アクティブなユーザーはSnapのARサービスを1日に30回近く利用しているとのこと。具体的には、ユーザーの顔や背景画像にエフェクトを加えるARレンズ(フィルター)が使われています。 Spiegel氏によれば、このようなARレンズはユーザーやクリエイターによって60万以上制作されているということです。 60万という数字は大きい印象を与えますが、ライバルのフェイスブック・Instagramも独自にARフィルター機能を提供しています。フィルター数は公開されておらず、スナップチャットを凌ぐ可能性もあります。 デバイス活用、プラットフォーム確立へ Snap社が長期的な事業方針として掲げるのが、ARデバイスの活用です。今後7~10年の間に、ウェアラブルデバイスを通じて現実にイメージを重ねるようなサービスを計画しています。 一方目先では、AR広告による「非常に大きな」潜在的収益を期待しています。そしてAR普及と収益化に向け、プラットフォームの拡大に注力する方針です。この点に関しては、競合のフェイスブックもARグラス開発を認めています。Snap社にとってユーザー囲い込みは喫緊の課題となりそうです。 Snap社のトピックス 11月発売予定のサングラス型デバイス「Spectacles 3」や話題のARフィルターといったSnap社の動向は、下記の記事でも紹介しています。 (参考)The

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