ラ・リーガ、放映権料の分配額を発表。

ラ・リーガが昨シーズンの所属クラブ(1部および2部)に分配した放映権料の内訳を発表しました。

1部(プリメーラ)ではバルサがトップで約1.66ユーロ。次いでレアル・アトレティコの3クラブが1億ユーロ超え。バルサと最下位のウエスカとの差は約3.5倍となっています。その前のシーズンでは約3.6倍だったとのことで、少しだけ縮まりましたがたいして縮まってないとも言えます。

配分の方法は以下の通りです。
・50%を全クラブに均等配分。
・25%を過去5シーズンの成績によって配分
・残り25%は「社会的影響力」(観客動員やテレビ視聴率などの指標)をによって配分

また、1部と2部(セグンダ)では総額で約9倍の差がついています。(降格クラブへの緩和措置を除く)
プレミアリーグの分配金とも比較してみましょう。トップはリバプールで約1.5億ポンドですが、いわゆる「ビッグ6」にほとんど差はなく、6位のマンUにも約1.4億ポンドが配分されています。

また、最下位のハダースフィールドにも約9,600万ポンドが配分され、リバプールとの格差は約1.5倍です。

日本円に換算するとトップクラブの分配金は200億円程度でラ・リーガとプレミアに大きな差はないのですが、下位のクラブになるとまったく様相が変わってしまいます。

格差を少なくすればリーグが混戦になることが期待できる反面、ヨーロッパの他国との競争を考えるとビッグクラブも必要。この点においてプレミアはそもそも全体のパイがひと回り違うのです。
ブンデスリーガやセリエA、はたまたJリーグとの比較も面白いのですが、やり始めるととても長くなってしまうので今回は割愛です。

総じて言えば、分配方法にはリーグの理念が反映されているのですが、全体の金額が増えることも大事ですよね、という感じでしょうか。

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