スカパーのホークス放映権獲得の裏で光経由の駆け引き。

既報の通り、今季の福岡ソフトバンクホークス主催試合はスカパーが自ら放映権を獲得し、3/1に新たに開設される(正確にはスカサカを改編)チャンネル「スポーツライブ+」で放送されます。

このチャンネルはCATVにも提供され、大手のJ:COMはすでに発表済み。その他のCATV局についても順次発表されていくものと思われます。

2月中についてはBSスカパーでキャンプ中継などを実施。ノースクランブルなのでスカパー非契約者でも視聴可能です。
おそらく多くの引き合いがあったであろうホークス戦を、放送局ではなくプラットフォームであるスカパーが自ら購入したことの意味については勝手に考察するしかありません。わざわざCATV向けの権利もあわせて購入しているわけですから。

そんな疑問を抱いてたら、ふとこんな新聞広告が目に留まったので参考までに紹介しておきます。
広告内のQRコードを読み込むと以下のサイトに接続します。光回線を利用したサービス「ソフトバンク光テレビ」の広告です。
競合であるNTTグループには「ひかりTV」、KDDIには「auひかりテレビ」というサービスがありますが、ソフトバンクはスカパーと組んでいます。あまりにも邪推ではありますが、このあたりが絡んでないか?と。

※ただし、ソフトバンク光からもひかりTVが視聴可能であること、逆にNTTのフレッツ光やドコモ光からもスカパーが視聴可能であることは補足する必要があります。

現時点でひかりTVからは「スポーツライブ+」を提供するという発表はなされていませんので、今後の動きを注視する必要があります。auはそもそもチャンネル数が少ないですし、J:COMがKDDI傘下であることも踏まえると動きはなさそうな感じです。

4K・8K時代が近づき、また5Gも本格的に始まるとなると、衛星放送の時代はいよいよ終わりを迎えるかもしれません。その先を見据えたうえでこのような戦略をとっているのだとすれば…スカパーがというより、ソフトバンクが恐ろしい。ぶるぶる。

【お知らせ】現在コメント機能が使えない状態です。感想・意見・誤情報のツッコミ等ございましたら、筆者のX(旧Twitter)までお願い致します。 @flower_highway

0コメント

  • 1000 / 1000