聖火リレーの動画投稿、一転してOKに。

これもTwitterが荒れてましたね。「聖火リレーの動画を撮影し、SNSに投稿することは禁止」という大会組織委員会の発表は、IOCの見解とは異なるとして撤回されました。

ただでさえコロナウイルスへの不安で人々の不安が高まり、その不安は怒りとなって五輪という利権にぶつけられている状態です。そんな中で「放映権」というワードがもろに直撃し、正直なところ情報収集が怖くなっております。

これは組織委員会が過剰な忖度を行った結果と言えます。放映権を持ち出すまでもなく、聖火リレーというコンテンツをどう活用するかというビジネスの問題です。
それでもあえて放映権の文脈でこの問題を語るとすれば、そもそも放映権とはなにかを定義する必要があります。

放映権を構成する根拠としては「肖像権」「施設管理権」「観客減少の補填」といったところがあげられます。とくに施設管理権の要素が大きいです。主催者は会場内での撮影について許可(もしくは拒否)できる権利があると解されています。

その点で言うと聖火リレーは公道を利用して実施されるものであり、果たして公道は施設と言えるのか。もし言えたとして、沿道にいる観客に対してこのような規制を課すことができるのか、といったあたりが焦点となります。

筆者は法曹にいるわけでもありませんし、判例があるわけでもないのでこのあたりにとどめておきますが、ならば同様に公道を利用するマラソンなどはどうなのか、というのも気になります。

今週末はほぼ同時刻にびわ湖毎日マラソンと名古屋ウィメンズマラソンが開催されます。レースも気になりますが、沿道の様子も気になってしまうかもしれません。そういやびわ湖って午前中にやるようになったんですね…

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