JRA、無観客で売上90億円が消失。

新型コロナウイルス対策のため、先週からJRAは無観客での開催に。ウインズなどでの場外販売も中止され、電話投票とインターネット投票のみとなっています。

当然売上への影響は避けられないところですが、その数字がまとまっていたので紹介します。

昨年同時期との比較では、土曜(2/29)が約25.6億円、日曜(3/1)が約65.8億円、あわせて約91億円の減収となっています。なにぶん金額が大きいので、パーセントよりも実際の額で表したほうがよいでしょう。

もちろん支出も減っているはずですが、その多くが人件費であろうことを思うと、あまり考えたくない話ではあります。

他の競技にしても、中止は当然大打撃。無観客でも観客収入が得られない以上やはり大打撃。延期だと週末の試合を平日に持ってこざるを得なくなり、こちらもダメージは避けられず。どの選択肢をとるにしろ、よりベターなものを選ぶしかありません。

JRAも懐が厳しい状況ですが、震災時に行った「復興支援競馬」のようなものを行ったほうがよいかもしれません。totoと同じくスポーツ振興に使う目的として。totoは文科省、競馬は農水省と管轄が異なりますが、非常時にそんなことは言ってられないでしょう。

totoについてはJリーグの延期にともない、対象をプレミアとブンデスの試合に変更していますが、今後の状況しだいではこれらの試合の開催にも影響が出るかもしれません。

資金に若干の余裕がおありであれば、こういう形でスポーツの危機に貢献する方法もあるということをお伝えしておきます。